9月になり花も全体的に終わりが近づきくたびれてきた。ジニアやサルビア、マリーゴールドなど、まだまだこれからという雰囲気のものもあるけど、夏の主役であるユリやグラジオラスは終わった。春になり庭仕事の始まりだ!と思っていたらいつの間にか夏も終わり秋に近づいてきた。あとは秋のバラが盛大に咲いてくれればいいなあ。
少し前に大切なお客さんが来て庭の花を少し収穫してもらったけど、長雨も続き花も傷んでいるものが多く、見頃も過ぎたところでちょっと申し訳ないことをした。
台風が近づき昨日の晩には結構な風が吹いたようでヒマワリやダリアがいくつか倒れていた。先週の日曜日に支柱を立てておいたけど、支柱ごとなぎ倒されているものや固定するのに使っている針金が風の力でほどけて吹き飛ばされるなど、自然の力は恐ろしい。去年の台風ではバラが根こそぎ折られたので心配していたけど、ひとまず今回は無事だった。
台風前日に撮ったバラのノヴァーリス。良い花を咲かせたなあと思った矢先、今日の朝、庭に出てみると花は吹き飛ばされ地面に落ちていた。。
バラのブルームーンは今年は新しく親指ほどもある太いシュート(新枝)を3本も出してすごい成長力。バラは花が咲くのももちろん嬉しいけれど、シュートが出るとニヤリとしてしまう。花以上に株が順調に育っていると嬉しくなる。秋バラどころか、今頃になって咲きまくっている。
上の写真はアストリットグレーフィン・フォン・ハルデンベルグ(いい加減名前長い)。根本から伸びるシュート。ぐんぐん伸びる。1日数センチずつくらい伸びてるんじゃないだろうか。1週間見ていないと新しい枝がズバッと伸びているので驚かされる。
農協からタダでもらい受けることができたカンナ(たぶん)。最初はちょっとどうなのかなあ、、と思ったけど、結構というか、かなりいい花を咲かせている!おそらく球根植物なので、来年もそのまま植えられるだろうか。
タネまきから約9ヶ月かかってようやく咲かせることができた新鉄砲百合のジュリアス。清楚で品のある花だ。このユリはタネまきで増やすことができる。ユリをタネから育てるなんて、しかも1年以内に咲くなんて「本当かよ」とか思ったけど本当でした。
そして花が終わってからは球根が出来ているらしいので、掘り上げも楽しみだ。新鉄砲百合はほかに「オーガスタ」という種類もあり、暦から名前を取っているのだろうか。学生時代に夢中になった塩野七生の「ローマ人の物語」に影響されたこともあり、オーガスタ(アウグストゥス)よりもジュリアス(ユリウス・カエサル)が良いんじゃないかと名前で選んだ。
去年に植えたけど、去年は病気で全く咲かずで、2年越しに咲いてくれた!
ユリのスノーボード。美しいのもいいのだけど花持ちもすごくよくて、1つの花が1週間以上は咲いてくれている。
今年買った超巨大輪ダリア。ダリアには花のサイズを表す時に「超巨大輪」という区分があるというのをカタログを見て知った。1球2000円前後と球根にしては高いなと思ったけど奮発した。咲かなかったらどうしようと思っていたけど、よかった。仕立て方として3節目以上の脇芽を取るらしいのだけど、もったいないからそのまま咲かせている。本来は脇芽を取るとさらに花サイズが大きくなるらしい。これでもかなり大きいぞ。
このダリア「浮気心」も超巨大輪咲きの品種。かなり大きい。犬を散歩している近所のおじいちゃんが「これは大きいなあ」と呟いてしばらく立ち止まって見てくれた。花によって赤・白の比率が変わるという不思議な品種で、この変わりやすい特徴から「浮気心」というネーミングになったのかなあと想像している。
花が大きすぎて重いので台風で吹き飛ばされていた。ボサッと地面に落ちていてびっくりした。まだ開ききっていなかったのでもったいなかった。大きさがわかりやすいように隣にライターを置いて見比べてみた。こんな大きな花ある!?ってくらい大きい。この見事な花が痛ましかったので、お皿に水を張り生けてみたけど、お皿を完全に覆い隠してしまった。