バラの季節【2023】

毎日とても過ごしやすい日が続いている。雨は例年に比べて少なく、寄せ植えなどは水が足りないので、定期的に水やりをしている。6月中旬から下旬にかけて晴れた日が続き、雨も少ないためカビ病の発生もほとんどなく、庭の花たちの状態もスッキリ。バラたちも例外ではなく、今年は今までで最も花数が多く、とても美しく咲いてくれている。株も植えてから年数が経過して充実してきたこともあり、天気にも恵まれ、色々な条件がちょうどよく揃ったみたい。

小道にバラの花びらが落ちていてエディ・マーフィーの「星の王子ニューヨークへ行く」を思い出した。この映画、とても好きで小さい頃から何度も見ているのだけど、今改めて考えてみると映画の原題は「coming to America」なのに、なぜこの邦題が当てられたのだろう。サン・テグジュペリの「星の王子さま」で語られる『大切なものは目には見えない』などのメッセージとこの映画のストーリーやラストは重なるところがあるかも??

ゲラニウムもきれいだよー。これもたくさん植えたくなっている。

今年の我が家のバラたちの咲きっぷりには、自分で植えたという贔屓目もあり、毎日のようにその美しさに驚かされている。そして日々、朝晩と変化していくその姿がまたとても興味深く、何度もじっくりと見ては、写真を撮っているので、今回の記事でも写真かなり多めになってます。

ユーステイシア・ヴァイ

ユーステイシア・ヴァイは今年は株がかなり充実してきて、過去最高の花数。去年までは少し低い位置で咲いていたけど、今年は剪定も控えめにしたことで枝の長さもちょうど良い感じ。

色の複雑さがなんともいえない。

ユーステイシア・ヴァイ

アリウム カエルレウム 爽やかなブルーで花サイズも草丈もとっても雰囲気がいい
ジ・エンシェントマリナー

こちらも株が充実して、去年も花数が多かったけど、今年はそれよりもさらに多く爆咲き。1輪がとってもかわいくて、それぞれに繊細な個性もあって、開花度合いによっても花の雰囲気が変わるので1株でも見ていて飽きない。

これだけの花数なので、木の周りには毎日バッサバッサと花びらが落ちまくっている!掃除が大変!

ジ・エンシェント・マリナー

タリクトラム
ヨハネ・パウロⅡ世

ハイブリッドティーの大輪で剣弁咲きでとても見応えがある。そしてとても素晴らしい香りがする。何度も嗅ぎに行ってしまう。

エレムルスは3年前に植えて、2年前に初開花して、球根を掘り上げて分けたところ、去年は葉だけが展開して花が咲かず。そして今年は2年前よりも花数が増えた!
ノヴァーリス

ノヴァーリスは我が家のバラの中では開花が最後の方になる。香りもよく、大人な雰囲気を醸し出してくれるバラ。

トロリウス ゴールデンクィーン
アストリッドグレーフィン・フォン・ハルデンベルク

このバラは毎年開花時期に長雨が降ってつぼみがカビてしまい、まともに咲くことができなかったけど、今年は見事に咲いてくれました。香りも強くて色っぽい香りがする。

バラの周りは毎日このようになります。これはまだ少ない方。
ヴァネッサ・ベル

我が家のバラの中では花数は1、2位を争う。イエローからホワイトで爽やかな香りもあるバラ。花持ちが短く、、1つがせいぜい2日程度なので、もうちょっと長く咲いてくれるといいのだけど。

花のしべが見えている様子も美しい。

開花してからの経過時間によって色合いもかなり変化が見られる。

ナデシコ
デイム・ジュディ・デンチ

こちらも株が充実して花数は今までで1番。花数はびっしりという訳ではないけれど、1輪ずつが少し間隔を開けて咲いてくれている。香りはとても優しく、バラの香りというよりもほかの花木のような感じ。10メートル位離れた場所にいても、風ですっごく良い香りが流れてくることがある。

イモージェン

この花も咲いている時期(開きかけから開花後半)で色合いにかなり幅がある。イエローからホワイトに変化していき、房咲きに咲くので、1つの枝がミニブーケみたいになってたくさん咲いている。花姿もふわっと、くしゃっと咲いてかわいい。ただ、花持ちが短く、ほぼ1日で散ってしまう。もう少し長いとありがたいのだけれど。

アリウム ギカンチウム とってもかわいく咲いているけど、思っていたよりも花サイズは小さく、高さも想像より低い位置で咲いている。カタログではもう少し大きいようなので、育て方かな??
サイラス・マーナー

植えてから三年目。今年になり花数がかなり多くなってきた。順調に成長しているので、来年はさらに期待できそう。柔らかなピンクで繊細さを感じる雰囲気。複数のバラを見比べていると、同じピンクでも品種によってかなり雰囲気が違う。

マルタゴンリリー スノーィモーニング

今年、旭川の上野ファームさんで購入したもの。可憐で繊細な印象の花姿。サイズは小さめ。来年になるともう少し高さや花サイズは大きくなるのだろうか。

ザ・カントリー・パーソン

イエローホワイトでロゼット咲き。このバラのトゲはすさまじく、今はまだ株が小さいので、ある程度成長するに任せているけど、今後株が充実してきてからの手入れは苦労しそう。

シャクヤクの2番咲き(側蕾が咲いている)。
ブルームーン

ハイブリッドティーの大輪の剣弁咲き。花持ち短くあっという間だけど、迫力ある咲き方で見応えがある。香りは爽やか。このバラも今年は天気にめぐまれて、コンディションよく咲いてくれた。

デルフィニウムとバラ
ピース

殿堂入りバラ「ピース」の名前に込められたもの

マルバ ホワイトパーフェクション
グラハム・トーマス

グラハムが咲き出すと「今年も無事にバラが咲きました」という、少ししみじみするような気持ちになる。このバラは本当にきれいです。

あこがれのグラハム・トーマス

ベロニカ フェアリーテイル
レディ・エマ・ハミルトン

このバラは葉がほかのバラとは異質な色合いで赤っぽいというか銅葉というか、その独特な葉色とオレンジの花が美しい。夕暮れ時に見ると、このバラのコーナーだけが浮き上がっているようで、幻想的な気分にすらなる。株が充実して花数は今までで一番多い。香りも爽やかなフルーツ香。

ピエール・ド・ロンサール

ピエールはとても美しく、花持ちもよくて、本当に素晴らしい品種だと思う。人気があるのも本当に頷ける。ただ、ほとんど香りはない。大きく育てたかったけど、この地では越冬が厳しく(すくなくとも我が家では)、枝を長く伸ばしても枯れてしまうので、直立形で育てていくことにしました。去年は凍害で枝枯れがひどく、数えるほどしか花が咲かなかったけど、今年は復活してたくさんの花を咲かせてくれてます。

エリンジウム アルピナム
プリンセス・アレキサンドラ・オブ・ケント

今年のバラのMVPはこのバラ。今までさくらんぼの木の下で株がなかなか充実してこなかったのだけど、今年は木も大きくなり、花数も数えきれないくらい咲かせてます。そして1輪1輪が大きくめちゃくちゃきれいで「うわー」とつぶやくほどに、じっくりと見てしまうくらいの迫力と色気を放ってる。

朝に見た時、午後に見た時、夕暮れ時、天気の良い日、曇りの日と、その時々のシチュエーションでも色合いが違って見えて、雰囲気の異なる美しさがある。

バラは来週中旬には終了かな。次はユリが控えてます!!

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