今年もあっという間に一年が終わり、年末感をあまり感じられないまま2023年を終えようとしている。今年は本業の仕事の仕方をこれまでとはちょっと違う形で進めてきたところで、今まで勢いで進んで来たばかりだったので、これまでのやり方を少し見直しつつ、周りの方々の協力や理解をもらいながら、ゆっくりと進めてきたような感じだった。
休息や睡眠について意識したり、時間の使い方や色々なことへのエネルギーの振り分け方なんかをぼんやりと考え、ふわふわと漂うように時間を過ごしてきたりもした。特にここ最近は外での庭仕事もなく、本当に1日何もせずに、ただスマホやタブレットのゲームで時間を潰したり、大自然や都会の風景や赤ちゃんや犬や猫、料理のユーチューブ動画を見て時間を無駄遣いしている。体重も激増しており、まずい状況である。
なので、ガーデニングも今年は割と自然のままに、手入れが行き届かない時も、それはそれで良しとして、気の向くままに進めてきたような感じだった。それでも今年一年のガーデニングを軽く振り返ってみると、色々な発見があって、さらに植物の面白さや奥深さを感じずにはいられないところで、来年の計画も今からワクワクしながら考えたりもしている。
今年は昨年、一昨年にも増して宿根草をたくさん増やし、ゲウムやアストランティアの美しさ、可愛さにハマった。今年の園芸界ではナチュラリスティックガーデンが流行りで、色々なメディアで取り上げられていたので、そうした庭の作り方や植栽、植物の楽しみ方など、大いに触発されたりもしている。今年いくつか植えたグラス類が来年どのような表情を見せてくれるのか楽しみである。バラたちも今年はよく咲いてくれた。秋以降は消毒をまったくしなかったので、黒星病が蔓延しまくったけど、例年よりも施肥を抑えたせいか開花時のコガネムシ以外は目立った虫の被害はなかった。
今年1番大成功を収めたのは、職場の小さな畑でメロンを収穫できたこと。赤肉の典型的な夕張メロンのような形で、味わいも素晴らしいメロンを収穫することができた。スーパーで買ったら2000円はするような迫力で、先ほど覗いた年末のスーパーには、これよりも貧相なメロンが高値で売られていた。ハイポネックスの液肥とリキダスを1~2週に1回程度あげたくらいしか特別な世話をしていないにも関わらず、一つの苗から4個ほど収穫することが出来、そのすべてが素晴らしく美味しいものだった。ビギナーズラックの可能性が高いけど、来年はもう少し規模を拡大して栽培する予定で、すでにタキイ種苗から数種類のメロンの種を購入した。
種と言えば、来シーズンのパンジービオラの種まきの数は過去最高になってしまうかもしれない。今年はメルカリで個人育種家の方からも購入し、日本各地の原種系の珍しいスミレの種も手にいれることができた。あれもいいな、これもいいなと、やっていたら、気づけばいつも種を入れているお菓子の空き箱がパンパンになるほどに買ってしまった。1月中旬から種まきや苗作りを始めたら、今のようにのんびりすることが出来なくなるだろう。
ということで、来年はまた忙しくなるのは分かっているので、お正月はのんびりとこの堕落した生活を十分に楽しみたいと思います。来年もガーデニングを思い切り楽しむぞ。