今年も正月明けからタネをまいて作ったパンジーを定植した。去年汗水垂らして作った道路に面したボーダー花壇にクリサンセマムと一緒に植えた。
ゴールデンウィークよりも1週間早くに定植した。昨年遊びに行った十勝の音更町にある柳月スイートピア・ガーデンの花壇に触発され、それを目指した配置にしてみた。パンジー70株にクリサンセマム35株!われながらよく作ったと思うし、よく植えたと思う。
クリサンセマムを挟んでナチュレのエッセンスの2種類を植えた。タキイ種苗から販売されているナチュレシリーズはカタログによると、生育旺盛で耐寒性が強く、冬もよく咲く丈夫なシリーズとある。花サイズもビオラとパンジーのちょうど間ぐらいだと思う。パンジー自体、寒さに強い花だけど寒冷地では4月5月でも遅霜が来たり、夜間に急激に気温が下がることもあるので、耐寒性が強化されたパンジーとしてとても心強い。
ナチュレのエッセンスシリーズは同じ系統の色を数種類ミックスしているとのことで、エッセンス アリエスは赤系統で赤やピンクの花を幅広く混ぜたタネとなっている。
中にはこんな素敵な色合いのパンジーも含まれていた。「イチゴミルク」というイメージの乙女っぽい色合いである。去年、バラのピエール・ド・ロンサールのなんとも言えないピンクの美しさを見て以来、ピンク色の花に惹かれるようになってきた。
同じ色系統で個体差の幅が大きいので、とても楽しめる。ナチュレ エッセンス アクエリアスは青系統の花を幅広くミックスしている。同一品種をまとめて植えるのも良いけど、同系統色で植えるのもテーマ性を感じられて良いのではないかと思う。
これは去年のパンジーのこぼれ種が発芽し成長して花を咲かせたもの。とてもたくましい。室内でタネまき育苗をせずとも、パンジー、スミレは本来的には野生的に育つ力がある。場所から見て、去年植えたパンジーナチュレのブルーアンドイエローのこぼれ種だと思うけど、ブルーアンドイエローはこのような色ではないので、世代交代で色の表現形質が変わったのだと思う。
国華園で購入したタネ。色合いのバランスがおもしろい。
去年の夏の終わりにタネをまいたパンジーの虹色スミレ。タネが1袋500円と高いけど、パッケージの花の色がすばらしいので、それにひかれて挑戦してみた。写真の通り10月時点でこのサイズということで育苗がうまくいかずに越冬が危ぶまれる中、秋に定植し雪の下で無事に越冬することができた。
パッケージをみて「こんな花が咲けばいいな」と願いを込めていたけど、春になりとてもユニークですてきな色合いの花を見せてくれた。ほかでは見たことのない色合いで予想以上にキレイ。花径も大きく見応えがあり、これはもう虹色スミレしか出せないのではないかと思う。
この2色の対比とグラデーションがすばらしいと思う。
去年は炎天下のパンジー花がら摘み地獄で大変だったので、今年はパンジー、ビオラの数を少なくしたつもりだったけど、植えてみると去年以上かもしれない。ただ今年は夏に切り戻しはせずに、夏の花に入れ替えてしまおうかと思っている。
だけどこんなにキレイだと、抜いてしまうのが痛ましいだろうなと思う。
写真では色が平凡に見えるけど、深いオレンジ色がとてもきれい。