心地よい季節に次々と咲く花たち

タイトルには「次々と咲く」とか書いておきながら、残念なことにポピーの種まきに失敗しました。良い調子で種が発芽し、成長していたところだったのに、ビニールハウス内に1日放置していたところ、下の写真ようにカラカラに枯れてしまった。うーむ、、油断した。。数年前にまいた種が残っていて、無事に発芽したものだったので残念。大半は枯れてしまったけれど、なんとか数株は無事なものがありそうなので、それを大事に育てなければ。。

今が暑くもなく寒くもない、だけどちょっと寒い、一番良い季節で、本当に過ごしやすい。吹いてくる風も心地よくて、植物たちを見ていても日々変化を感じる季節だ。1週間と経たずに次々に新しい花が順番に咲いてくるので、朝に晩にと、庭を見てまわるのが楽しい。

季節の移り変わりと園芸作業

さくらんぼの花も先週末で終わった。ほとんど実がならないので毎年のように衝動的に抜いてしまいたくなるのだけど、庭の中で木陰を作り、その環境に合った草花にとっては大切な存在になりつつある。さくらんぼの花も桜ほどではないものの、今年も咲いたかとしみじみと感じさせてくれるようになった。

ライラックが開花最盛期。香りがとっても良くて、ライラックの木の周りで草むしりなどをしていると、それだけで幸せな気分になる。

パンジー・ビオラも株が大きくなってきた。ここの寄せ植えはノスタルジーな色合いにしてみた。

アリウム・パープルセンセーションが早くも開花した。5月末に咲くとは予想していなかった。ただ、これはアリウム全般に言えるのだけど、どれも株の調子があまりよろしくなくて、葉っぱが半ば枯れたようになってしまっている。植えた球根の内の1つは花茎を上げる前に途中で枯れてしまい、掘り上げてみると根腐れをしていた。植えた場所の花壇の土質はかなり良い感じで出来上がっている場所だったのだけど、もう少し水はけをよくするような土作りをしなくてはいけないのかも。

アリウム ギカンチウムの葉も色が薄くなり、枯れかかってきているように見える。調べたとあるネット情報では、アリウムの葉が開花時期に枯れてくるのは自然の生理現象であるというようなものもあり、それなら良いのだけれども、そうすると球根の肥大はどうするの??など疑問も浮かんでくる。

アリウム ギカンチウムの花芽

去年に植えた「丹頂」などの小型のアリウムは開花時期でも葉は枯れていなかった感じもするので、中〜大型種になると枯れてくるのだろうか、、、よくわからないけど、まずは通年で育ててみて、どうなるか様子を見てみよう。タキイ種苗やサカタのタネからは、早くも秋冬のカタログが届いていて、次の秋冬植え球根の販売も始まっている。通年の様子を見る前に来シーズンの準備を考えていかなくてはと、なんだか慌ただしいような楽しいような。

ラミウム ビーコンシルバー

ラミウムの開花が進んでいる。

ラミウム ビーコンシルバー

美女なでしこの種まきから成長と開花

ラミウム ヘルマンズブライト

黄色い花もかわいい。

ラミウム ガリオブドロン

株がランナーで増えて見事に咲きまくっているのはアンドロサケ・サルメントス。色々調べてみると、名前は「サルメントス」だけではなく「サルメントーサ」と表記されているものもあり、和名は「ツルハナガタ」というらしい。北海道では比較的どこでも育つようだけど、元々は高山系の植物でヒマラヤの3000~4000メートルの場所にあった植物なんだとか。花の咲いていない時期には多肉植物のようで乾燥に強そうに見えるが、半日陰で比較的湿度、水を好むらしい。

かわいらしい花はこの時期限定だけど、草姿も丸っとユニークで気温が下がるとちょっと紅葉もしたりと、おもしろい植物。結構丈夫でグングンとランナーを伸ばして勢力を拡大している。最初は2株くらいだったものが、一族大繁栄。

アネモネ・シルベストゥリス・マドンナ

このアネモネも美しくて、こういう寒さに強い宿根草系のアネモネを増やしたい気持ちになっている。調べてみるとけっこう色々なカラーや形の種類があり、奥が深そうだ。

ヒメツルニチニチソウ・ダブルパープル
オーニソガラム・ウンベラタム

青い小花のベロニカ。購入したのは「ミッフィーブルート」のはずだけど、葉の斑入りが少ない気がしていて、そうすると「オックスフォードブルー」かな??ちょっとよくわからなくなってる。だけどキレイなのでどちらでもよし。

シレネ・ロイヤルフェイバリット
ギプソフィラ・ケラスティオイデス

この長い名前の花も和名は「オノエ(漢字表記:尾上)マンテマ」というらしい。歌舞伎役者みたいな苗字がついていて、尾上菊五郎のお孫さんの尾上眞秀(まほろ)君が先日デビューしたところだけど、まほろ君もフランス人のお父様がいらっしゃるわけで、そのうちに尾上マンテマ君という名前のどこかの国の出身のお父様かお母様を親に持つ役者が出てくる日も来るかもしれない(来るわけがない)。さらに「マンテマ」というのはナデシコ科マンテマ属というのがあるらしく、「尾上マンテマ」は「山の尾根の上にあるマンテマ」という意味らしい。で、この「マンテマ」という聞きなれぬ名前の花(この『マンテマ』きれいだね〜とか言っている人には出会ったことがない)の種類の英語表記が、なんと「Silene(シレネ)」だということで、つまりこのギプソフィラ〜はシレネの仲間?親戚?であるということがわかったのである!!

世の中、少し調べてみるだけで、本当に色々な発見があるものだとあらためて思った。

八重咲きムスカリのファンタジー・クリエーションが咲いたけど、思ったよりも、、、かな。ブロッコリーをなんとなく彷彿とさせる。球根が成長して来年に期待でしょうか??

ゲウム・マイタイ
アジュガ・レプタンス
スイセン
プルモナリア
エレムルス

エレムルスは昨シーズンは株が出てきたものの花芽が出てこなかったので、今年久々の開花!去年1年間、力を蓄えていたためか、花数が倍になっている。

町中でもオダマキが多く開花しており、とてもきれいだ。我が家のオダマキももう少し。

シャクヤクは去年よりも花数はさらに増えている。今年は側蕾は取らずに順に咲かせることにした。

昨日ふと見るとすでにバラの蕾も上がってきていて、なんだか花々が一気に成長してきた。明日から早くも6月、庭が一番盛り上がる季節に突入していく!

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