6月も中旬になろうとしているのに、暖房をつけたくなるような薄寒い日が続いている。ご近所さんではストーブを点けているという話も聞いた。春にはカラッと晴れた日がしばらく続いていたのだけど、毎日ジメッとした雨降り曇りの天気になり、この地域特有の季節がやってきた感じ。今も窓の外を見ると霧が出ている。
そんな中でもパンジーやビオラなど春の草花たちは最盛期に近づいて、もりもりと花を咲かせている。パンジータワーも無事に花数が増えてとてもいい感じになってきた。
今年作ったパンジービオラは色や形、花の大きさなど、品種、花のヴァリエーションが豊富で見ていて飽きが来ない。
パンジータワーそのものが寄せ植えのようになっていて、色の組み合わせにより全体として見ても一部分を切り抜いて見てもおもしろい。
後から地植えにしたパンジーたちも成長して花数を多く見せてくれるようになってきた。
フリル咲のパンジー「フリズルシズル レモンベリー」
サルビア プラテンシスで手前が「トワイライトセレナーデ」奥の淡い色が「スカイダンス」
こぼれ種でスカイダンスは株が3〜4つに増えた。トワイライトの方も今年は種を取って増やしたいと思っている。
今シーズン種をまいた矢車草も開花！宿根草並みに株がどんどん大きくなったので存在感がある。花も主張し過ぎず自然な雰囲気。
ベロニカ ロイヤルブルー（多分）今年開花してきたこの系統の青花系がちょっと、どれがどれなのか分からなくなってしまっている。毎度のことながら得意のズボラ園芸で、何をどこに植えたのか分からなくなってしまっていて、花が咲いてから葉や花の形、色を見て品種をなんとか特定している状態（ひどい）。この花は今年初開花で、とても爽やかな青色で花壇を彩ってくれている。
今年の春に植えたシャンデリアリリー「プリルム」が早くも開花。これがすっごく可愛らしくて、花の形も色・艶もなんとも言えない。シャクヤクの隣に植えたのだけど、今年のシャクヤクは予想以上に大きく育っていて、この花を覆い隠すようになってしまった。花が終わった後に場所を入れ替えるか、来年もそのままで株の成長を待つか、、どうか迷うところ。
ちょっと変わり種のユリでは、今年5月の上野ファームさんで入手してきたマルタゴンリリー スノーィモーニングも蕾を膨らませてきた。ところでこの「スノーィモーニング」ってどう読むのだろう？ラベルにそのままこのように書いてあるのだけど…
ヒューケラの花が最近とても美しく感じるのです。パッと見ると地味な感じがしないでもないのだけど、品種による個性も強くて面白いのと、線香花火のような繊細な作りも気に入っている。
バラの株下に植えてしまって目立たないのだけど、日陰の暗いところでもその場所を健気に盛り上げてくれている。
ヒューケラ サンギニア モネの花の色はすごく鮮やかで、決して大きな花ではないにもかかわらず、少し離れたところからでも目に入ってくる。
切り花に加えてもとっても良くて、色もさることながら、花の形が線形のイメージなので、メインの花をすごく引き立ててくれる。ところでオダマキの花を切り花にしてみると、これがまたなかなかいい雰囲気。花もちがあまり良くないけど、ゲウムとヒューケラと併せて、春から夏へ移り行くわずかな間の爽やかな色合いになった。
白とピンクの花弁が交互に入れ替わり、軸の濃いピンクと合わさって、すごくかわいらしい。
話題は変わって、写真はバラのつぼみを食べている虫です。今年は農薬の使用は最低限にしよう、宿根草メインの庭になったこともあり、自然の虫たちともなるべく共存していこう、アブラムシ？少しくらい出てもいいよね。てんとう虫もクモもきてくれるし、彼らに任せてみようと、先週末の朝までは、そのように考えていました。その日の午後に何気なくつぼみをたくさんつけたバラを見ていると、つぼみに群がる虫たちの姿が…
無惨にも食い荒らされたつぼみを発見して、午前までの自然・博愛主義的な思いは吹き飛び、すぐさま農薬を散布したのです。虫たちよ、やっていいこととわるいことがあるでしょう。葉っぱはいくらか食べてもいいですよ。だけどよりによってバラのつぼみはダメだよ。バラが美味しいのはわかるけどさ。なんてメッセージを伝えることはできないので、オルトランに殺菌剤を混ぜたものを満遍なくかけさせていただきました。
ご近所さんではシャクヤクが開花していて、それはもう見事に咲いてます。我が家ももう少し。シャクヤクの開花は年に一度のイベントですね。
バラはイングリッド・バーグマンが今年は一番乗りかな。楽しみです。
