にぎやかに咲くパンジーと突然の猛暑

今日の日中の温度はいきなりの35度越え。外に出ようと玄関を開けた瞬間、この間まで使っていたストーブの前のような熱気が来てビックリ。この日の全国の天気予報を見ると東京よりも暑かったので、もはや寒冷地ガーデニングとは言えない状態だった。

西側のボーダー花壇

パンジーなど春の花たちも急に暑くなったものだから、ぐったりとしてしまって中には瀕死状態のものもあった。夕方少し涼しくなった頃に見てみると持ち直していたのでホッとしたところだけど、花もこの急激な温度の上昇には驚いたに違いない。

せっかく咲いたチューリップももう少し楽しめるかと思いきや、花びらが干からびてしまった。こんな風になるチューリップは初めてみた。

チューリップ フォックストロント

八重咲きのチューリップは暑さに強いみたいで、とても涼しげでエレガントに咲いていた。それにしても素晴らしい美しさだ!

スカシユリも勢いよく伸ばしていた葉がダラリとなり、バラの葉のいくつかはカサカサになっていた。外に出て畑仕事をすると熱中症になると確信したので、今日はやっと水やりをして終えた。近くの高校からは野球の練習か試合をしている球児たちの声が聞こえてきていたけど、まだ暑さに慣れていないこんな日にやるのは危険だと思った。

プランターに植えたビオラ

西向きのボーダー花壇には緑が増え、少しずつイメージした様子になってきた。この暑さでペチュニアやマリーゴールドはどうかというと、彼らにはほとんど影響がない様子で「オレたちの季節がきたぜ」みたいにキラキラと咲いていた。

ライラック

ライラックも花を咲かせた。昨日のラジオでお話をしていた方(途中から聞いたのでどなたかは分からなかったけど、渋い声の俳優みたいな人)がライラックについて語っていた。この方は札幌出身らしく今は東京在住で、今頃の季節になると故郷のライラックとその香りを思い出すのだとか。一度東京にある自宅の庭にライラックを植えようと取り寄せてみたこともあったようだけど上手く育たなかったらしい。

初のタネまき金魚草の開花はいつになるのか?

この町の公園や街路樹にも植えられているので珍しい花木ではないけれど、自分にとってもライラックは生まれ故郷を思い出す特別感のある木だ。ちょうど今頃には札幌大通り公園で「ライラックまつり」が開催されていて、爽やかな香りが公園を包んでいるんじゃないかと思う。ライラックはフランス語でリラと言って、この時期には寒さが戻ることもあるので「リラ冷えの季節」という表現もあるけど、今日の温度はこれとはほど遠い異常な暑さだ。

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