藤の花

町の公園にある藤が見頃を迎えている。この公園は町の中心部にありながら樹木がメインで、日陰の涼しい静かな公園だけど、この時期だけは見事な藤棚をみることができる。棚から垂れ下がる花の下に行くと藤の香りがフワァーっと強く香ってきて、鼻を近づけるとむせかえるほどの刺激的な良い香りを感じることができた。藤の花の香りをこれまで意識してきたことがなかったけど、草花ではストックの花の香りに近いかなと思った。

昔集めていた切手に「歌舞伎シリーズ」というのがあり、その中に尾上梅幸が演じる「藤娘」が描かれているものがあった。その印象がとても強く残っていて、「藤」と聞くと脳内には、あの藤娘の切手が思い浮かぶ。数年前にNHKで放映されていたものも見たけど、ふさふさと垂れ下がる藤の中で役者が踊りを舞う姿はとても美しかった。

花の形はスイートピーのようなマメ科特有のもの。

藤棚の中から見える花の姿はとても優雅でうっとりするものがあった。

ここ1週間は雨の日が多く、気温も10度以下の寒い日が続いた。昨日、今日で少しだけ暖かく感じるものの、陽射しが差すのは一瞬で、曇り時々霧雨という感じ。パンジーたちは順調に大きくなり、どんよりとしたお天気の下でも鮮やかな色が庭を明るくしてくれている。

オーニソガラム ウンベラタムは去年よりも球根が増えてたくさんの花を咲かせている。この花は明るいうちだけ開花するので、朝と夕方には花を見ることができない。8時前後でもまだ花が咲いていないので、週末ガーデナーにとっては、まさに土日限定。

ヒューケレラ「ソーラーパワー」

今年はカラーリーフを意識して増やしているのだけど、「ヒューケラ」と「ヒューケレラ」が別物だということを最近になり知った。ヒューケラはユキノシタ科ツボサンゴ属に入る植物。

ヒューケレラはヒューケラとティアレラの交配種らしい。ティアレラはユキノシタ科ズダヤクシュ属の植物。「ズダヤクシュ」ってなんだか分からないけど、すごい名前だ。ヒューケレラは同じユキノシタ科の植物をミックスした良いとこ取りの交配品種ということになるらしい。花色や品種も豊富で寒さ暑さにも強く育てやすい性質があるとのこと。

シャクヤクのビックベンもつぼみが大きくなってきた。このシャクヤクは花色だけではなく、軸も赤いので、緑とのコントラストが美しい。

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