夏になり宿根草たちが元気よく咲いている。デルフィニウムが当初の想定以上にとても見事な花を咲かせている。長く豪華な花穂が何本も立ち上がり、まるで天然のお花屋さん状態。
バーバスカム・チャイクシー・ウエディングキャンドルが異常な巨大化をしている。株の直径は60センチくらいはあるんじゃないかと思う。正直ちょっと見た目がアレで、葉がデカすぎて周囲の植物や通路まで覆い隠す勢い。
こうして花芽の写真をみると、花というよりも野菜的な印象の方が強い。
7月中旬にはバーバスカムとクレマチスが満開。株も大きければ花茎も大きくて人の背丈よりも高いところまで伸びて迫力がある。花もブワァーと咲いているので大味な雰囲気に見えるけど、近づいて花を一つずつよく見るとかわいらしさもある。香りはないので色合いと花粉が魅力的なのか、ミツバチたちが一生懸命に集まって仕事をしていた。
バーバスカムは花数も多く、こぼれダネからもよく増えるらしいので過剰にならないよう気をつけないと。
キャットミントも巨大化しているのだけど、この写真を撮ったあとに思い切って抜いてしまった。今年は数匹の猫が庭に頻繁に来るのだけど、様子をみているとキャットミントを目指してきていることが分かった。ただ匂いを嗅いで楽しむだけならいいのだけど、キャットミントに激しく体をこすりつけたり、じゃれついたりをするので、周囲の他の花を倒してしまう。そしてバラの株下を掘るなどのイタズラもするのでいい加減嫌になった。
キャットミントは嫌いな花ではないし、独特な匂いもこれはこれで嫌いではなかったけど、野良猫をおびきよせるのはいただけない。抜いたキャットミントの株を庭の外側の砂利部分に数時間放置しておき、その後に袋に入れて捨ててきたのだけど、そのあとに猫がやってきて砂利の匂いを嗅ぎ、そこで体をくねくねさせていた様子を見た時にはまいった。砂利についた香りだけでも猫を魅了するなんて、キャットミントおそるべし。