春に向けて2月下旬に家の中でタネまきをしたアリッサム・スノークリスタル。タネ袋の半分だけまいたのだけど、ポット上げをすると思いのほか苗がたくさんできた。頑張って育っている幼苗を間引いてしまうのが痛ましく(ただ貧乏性なだけ)、せっせ、せっせと植え替えた。
タネまきに使った用土はタキイ種苗の「種まき培養土」の評判が良さそうだったのでこれを使用。ポットの土にはネットで色々調べてみてアイリスオーヤマから発売されている「ゴールデン粒状培養土」を使ってみた。「ゴールデン粒状培養土」の内容構成は、5ミリくらいのたわら形の粒状になっている土とバーミュキュライト、それに白っぽい小石が混ぜられている。こうした構成により水はけと水持ちのよい絶妙なバランスを保つことができるのだとか。
この土はポット培養土に使うにはちょっと高いと思ったのだけど、気合いを入れてみた。
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アリッサムのタネまき
温暖地や暖地ではアリッサムは秋にタネをまく花なんだとか。寒冷地や寒地では秋にタネをまいて苗を定植しても、屋外では越冬がほとんどできないらしいので、春まきの花になっている。
雪が溶けてゴールデンウィークごろに定植するのを狙うのならば、2月末から3月にまくと丁度よいサイズになるみたいだ。タネは小さいので、土にばら撒いたあとはうっすら隠れる程度に土をそえるようにした。トレーを使ってそこに水を張り、底面給水で土に水を吸わせた。数日で小さな双葉がたくさん出てきた。発芽から発芽後の育苗はずっと窓辺で行い、やや乾燥気味に育ててみた。
開花
4月1日。タネまきと発芽からわずか1か月ちょっとで開花した!パンジー、ビオラたちがすごーくゆっくりなので、こんなに早くて驚き。苗はとても小さいけど、しっかりとアリッサムの花。そしてアリッサムの青甘い香りもほんのりとする。
この地域では気温や遅霜を警戒してゴールデンウィークあたりに定植するのが一般的だけど、この成長具合だと、その前にポットでの生育には限界が来てしまうような雰囲気。室内育苗なので、どうしても日照が足りず、だらりと株が徒長して伸びてしまわないよう、乾燥気味に育てている。
4月29日。苗たち、さらに大きくなっている。小さな花もちらほらと咲き、緑もきれいで、我ながらよくできているんじゃないかなあーと満足している。
定植後
5月7日。庭に植えた。頑張って育ってくれ!まだ朝晩の気温が低いためか、葉の色が少し黒っぽくなっている。低温障害ってやつかな?
こんな感じで花壇の最前面に植えてみた。後ろにはパンジーとムスカリ、チューリップ。
5月14日。株が少しずつ大きくなり、花数も増えてきた。
開花最盛期!
6月6日。モコモコと日に日に大きくなるアリッサムたち。植えた直後には寒さに当たって少し心配したけど、問題なく成長している。天気が悪く、雨の日の翌日にはより大きくなった感じがする。
6月17日。さらに株が大きくなり、花数も増えた。株もだんだんと花で覆われてきている。パンジーと一緒に列になって咲く姿はなかなか見ごたえがある!
7月2日。もはや白い絨毯。こぼれるように咲くアリッサム。本当にきれいで見事!あんな小さなタネからこんなに見事な花を見せてくれるようになるとは本当に驚き!タネまきも育苗もパンジーよりも難しくなく、定植後も先終わった花がらを摘む必要もなくメンテナンスフリー。脇役のイメージがある花だったけれど、こう立派に咲いてくれると主役級だ。