柳月スイートピア・ガーデン2017!

北海道を代表するお菓子メーカー柳月(りゅうげつ)さんが十勝の音更町で運営する工場併設の大きな直営店に「スイートピア・ガーデン」がある。お城みたいな大きな建物で、お菓子だけではなく、軽食やソフトクリームも楽しめる。

道東自動車道のインターチェンジも近いのでアクセスにも便利なだけでなく、規模感や充実度はもはや道の駅であり、十勝を代表する観光名所のひとつとなっている。お店の中ではインスタントではない(と思う)美味しいコーヒーや「あずき茶」を無料で飲むこともでき、外のベンチでお店で買ったお菓子を食べながらコーヒーをいただくのは至福の時。

そしてなにより花好きにオススメなのが、「スイートピア・ガーデン」の名前の通りの素晴らしいガーデン。お店の駐車場横に併設されているお庭で、模様花壇主体の植え方をいろいろと工夫された花々の生き生きとした様子はとても見ごたえがある。

6月中旬、帯広に住む姉の家に遊びに行ったついでに、子どもたちと一緒に立ち寄ることができた。

スイートピア・ガーデンの花壇

最近の多くの観光ガーデンや個人宅の庭づくりでは、イングリッシュガーデンなどたくさんの宿根草を取り入れたナチュラルテイストの庭作りがメインとなる中、このようなフレンチスタイルの色とりどりの一年草花を存分に使う花壇は最近ではあまり見ないのではないかと思う。

花壇の土が見えないほどに花々がモコモコに育っていて、スペースのほとんどが花で覆われている。花の特徴をよく知り、大きさや数、色の組み合わせ、そして成長した時にはどのような株姿になるのか、メンテナンスも含めていろいろなことをよく考えて構成されているのが分かる。

パンジーとナデシコに挟まれるようにノースポールが植えられており、花壇の端はアリッサムで縁取りをされていた。

ノースポールがさわやか
パンジーの中にラベンダーやナデシコ(ダイアンサス)が植えられているところもある。これもまたアクセントになっていて面白いと思った。

色鮮やかですごい迫力の花壇になっている。ここに植えられている花の数は全部で数千株には達しているかと思われる。ガーデン内の花壇別に構成がバリエーション豊かになっていて、ガーデナーさんの発想や遊びごころのようなものを感じられるのもとてもおもしろい。

この規模のガーデンになると1人で管理するのは大変だろうから、複数人でされているのだと思うけど、花の構成などはどのようにしているのだろうか。総合デザインをされている方がいらっしゃるような気がするけど、花壇別に担当されている方がいるのかもしれない。

ここの花壇ではビオラとカリブラコア、あとはキク科の花がそれぞれに激しく色を主張しているんだけど、それらがひとつのパレットの中でうまく共存しているように見えるのが不思議。

寄せ植えもとてもすばらしくて「なるほど、こういう風に植えるといいのかあ」とアイディアをたくさんもらうことができた。

なでしことパンジーの寄せ植えも面白いと思った。あるようでないような気がする。

スイートピア・ガーデンには、「三方六」という柳月オリジナルのバウムクーヘンの工場があり、製造過程で出てくるバウムクーヘンの左右の端の部分を格安で購入することができる。味は製品ともちろん変わらないのに、とてもお買い得に購入することができる。遅くなると売り切れてしまうので、やはり開店時をねらって購入しようと多くの人が朝早くから行列をしているのだけど、行ったこの日は特に長い行列ができていた(姉情報)。

売り切れてしまうのではないかと心配をしながら行列の最後方に並んだため、買えなくてもしょうがないかなあと思っていたけど、ギリギリのところで新製品のメロン味をゲットすることができた。並んだ甲斐もあって食べて幸せを感じた!昔から「メロン味」に目がなく、メロンそのものも好きなんだけど、メロンソフトクリームとか「メロン〜」というものを見つけると衝動的に食べたくなる。ところがメロンパンはそんなに好きではない。と、ガーデンの話だった。

ガーデン全体、コンテナ植えを含めてもとても感心するのは、すごく手入れが行き届いているところ。どこを見ても花が活き活きとしていて色あざやかで株がモリモリしている。これほどの花の手入れ、花がらを摘むのは大仕事のはずだから、専属の庭師さんがお仕事をされているのだと思う。花壇、寄せ植えともに我が家の来年の庭作りを考えさせられた。ナチュラルガーデンも好きだけど、こういうお花畑もすごく楽しい。

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