パンジー・ビオラの種まき【2022】

今年も春の庭づくりの主力選手になるパンジーとビオラの種をまいた。昨シーズンは水加減を間違って失敗し、やり直しとなってしまったので、今年は少し緊張気味に種まきを開始した。昨年は安定をねらってタキイ種苗の「ナチュレ」シリーズのミックスだけを5、6袋まいたので、今年は色々な品種にチャレンジをした。ビオラの種まきも数年ぶりの挑戦となった。

種まきパンジー【2021】

今年の種まきはこちら

今年まいたのはパンジー7種、ビオラ7種の計14袋。品種名は以下の通り。

  • パンジー フローラルデイズ クールサマーブリーズ
  • パンジー フローラルデイズ モーニングデュー
  • パンジー F1 ナチュレ エッセンス アリエス
  • パンジー F1 ナチュレ エッセンス リブラ
  • パンジー F1 ナチュレ レッドアンドイエロー
  • パンジー F1 みやび キューティーアプリコット
  • パンジー F1 インペリアル アプリコットシェード

ビオラは以下の通り。

  • ビオラ 混合(プリティー、キューティーなど4種)
  • ビオラ キューティー
  • ビオラ F1 フローラルパワー スーパークリーム
  • ビオラ F1 フローラルパワー ライラックパープルウイング
  • ビオラ F1 ビビ アンティークミックス
  • ビオラ F1 ビビ エッセンスサン
  • ビオラ バニーイヤーズ
パンジーの種
セルトレイ

1月23日に種まき開始。苗を定植するのは例年4月下旬〜ゴールデンウィーク頃になるので、ずいぶんと早くに始めるような感じがするけど、パンジーは発芽〜幼苗の成長がほかの草花よりもかなりゆっくりなので、逆算してこの時期に始めなくてはならない。室内での種まきだけど、窓から見える外の様子は真冬の氷点下10度以下。

セルトレイに種をまいた後はトレーに水を入れ、底面給水で土と種に水を吸わせると安定する。上から水をあげると、水の表面張力や勢いで種が流れてしまうことがある。種まき培土もけっこう乾燥しているので、水をしっかり含むまでは弾くような感じになってしまう。なのでじっくりと底面給水で時間をかけて水を吸わせていく。

パンジーの双葉

1月30日。早いものは1週間程度で発芽してくる。室内での管理ではストーブをつけていたり、夜には冷え込んだりもするので温度差にギャップがあり、発芽温度を適切に保つのがちょっと難しい。

そのため、種によって発芽に差が出てしまうことが多くて、2週間からそれ以上経ってから発芽してくるものもけっこうある。この辺り、もうちょっと修行をしなくてはならないと思っている。

日数が経つと培土の水分量が減少してくるので、霧吹きなどで水を足してあげる必要も出てくる。この時に再度、底面給水でもいいのだけど、発芽している幼苗にとっては水分が多すぎて、徒長を誘発したり根腐れのリスクがあるので、霧吹き程度がちょうど良い感じ。

パンジーの双葉

2月6日。発芽数が増え、双葉も大きくなってきている。双葉の間から本葉の芽がかすかに見え始めている。

パンジー・ビオラの苗

2月27日。2月末になると苗たちがワッサリと隙間なくセルトレイの中で大きくなってきた。かなり苗っぽい様子に成長していて、ポット上げの時期。

ポットに植え替えたパンジーの苗

2月28日、ビニールポットに植え替えた。ガーデニングの中でもこの作業がなかなか労働的な苦しみを伴うところで、花の根を痛めないよう繊細に植え替えて行く作業がひたすら続く。

今年は細かい苗や生育のあまりよくないものも全てひろってポット上げをしたのだけど、腰が痛くなったり目が疲れたりとちょっと大変。

土はポット専用のものを使用。去年、一昨年は安めの草花用培養土を使ったので、ポット苗には余計な小石がけっこう入っていて、これを取り除くのがちょっと手間だった。ポット専用培養土には石ころは入っておらず、とても使いやすい。

パンジーの苗

3月16日、株による個体差がけっこうあるものの、順調なものは苗らしくなってきている。葉茎が長めになっているものもあり、ちょっと徒長傾向。

一番乗りの花が咲いた

3月19日はパンジー第1号が開花した。株が大きくならないうちから花芽が出て花を咲かせようとするので、できればこの時には花を摘んでしまった方がいいのだけど、今年はちょっと咲くにまかせてみることにした。

ビニールハウス内の苗たち

3月21日、室内から外のビニールハウス内にお引越し。外はまだまだ雪の世界。苗は結構な数になった。写真の通り苗によって育ちにかなり幅がある。

パンジー・ビオラは寒さにかなり強いので夜に冷え込んでも大丈夫。ただ、ずっと室内の温室育ちなので(引越した先も温室だけど)、急な温度変化に適応できるかどうかは慎重にチェックが必要。過去には日中だけ日陰に出して、夜にはまた室内に戻したこともある。

別の過去の年にはビニールハウス内の温度が急激に上がり、一気に干からびてかなりの数を失ったこともあった。人と一緒で新しい環境にはスモールステップで無理なく進めて行くのが大事。

4月10日。苗の成長は順調ではあるけれど、例年よりも少しゆっくりな印象で、花上がりも遅め。

品種のラベルをつけておらず、トレイで種類を分けてもいないので、どのポット苗がどの品種なのかが分からない。咲いてくれないことにはどれがどれなのか分からない。

パンジーの株は葉が大きめでビオラは葉が小さいので、その区別くらいしかできていない状態。おそらく4月下旬からゴールデンウィークには全体的に花が上がってくれるだろうとは思うので、その頃には色をイメージして植えたり、ガーデニング仲間たちにおすそわけができるかなあと思う。

追記:花の全面開花!

4月29日には苗たちの大半が開花してきた。品種によってはまだまだ全然花が上がってきていないと思われるものもある。

こうして花が無事に咲いたのを見ると、ほっとするのと同時に、春がきたなーとワクワクする。

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