春の訪れで咲くクロッカスとミニアイリス

雪に覆われた庭の様子

冬が終わり雪が溶け春になった。今年の冬は色々とバタバタとすることが多く、あっという間に過ぎ去って行った感じがしている。

シーズン中、大雪も2、3回降りその時には除雪作業が大変ではあったけど、札幌方面から比べると総降雪量は半分か3分の1程度だと思うので、これ位であまり大変とか言うのも同じ北国としてなんだか悪いような気もしている。

今年は本当に雪の多い年だったようで、札幌や空知地方に住む親戚に聞くと「今まで経験したことのない」感じだったようだ。静かな夜に雪かきをしながらYouTubeで「カーメン君ガーデンチャンネル」を聞いたり、色々なポッドキャスト番組を聞くのも好きだ。疲れて汗だくになるけど、除雪の達成感と疲労感でぐっすりと眠ることもできる。

2月末の庭の様子
雪の坂道

2月末の庭はこんな感じだった。雪で埋め尽くされていて、先端が見えているのはバラの冬囲い。バラや宿根草たちは2メートル近く積み上がった雪の山の下に埋まってしまっている。

クロッカスとミニアイリスの開花

チューリップの芽

山のようになっていた雪の山も4月になるとみるみる溶けて、4月10日にはほんのわずかに残るばかりとなった。あれほどあった雪が少なくなり、嬉しくもあるけど季節の移ろいを感じてなんとなく寂しいような、まだ気持ちが追いついていないような複雑な気持ちになったりもする。

雪が溶け地面に陽が当たるとチューリップの芽が勢いよく出てきていた。毎年これを見るとホッキ貝をバターでソテーしたものを思い出す。色合いなどがすごく似ていてちょっと美味しそうにすらみえる。

クロッカス
クロッカスとミツバチ

そして春の訪れで咲き出すのがクロッカスたち。今年も賑やかに咲き出した。というか、今までで一番よく咲いているように思う。去年は球根をあまり触っておらず、そのままにしていたので、よく育ち、数も増えたのだと思う。春一番のミツバチもやってきて花の中に入り、せっせと蜜を集めていた。

ミニアイリス
ミニアイリスとクロッカス

今年はクロッカスのほかにもう一つミニアイリスが咲いている。去年球根を初めて植えた。毎年の悪いクセで何をどこに植えたのかすっかり忘れてしまっていて、元気よく発芽して咲いた花をみて「これはいったいなんだろう」と驚いてしまった。

ミニアイリスと言えどもアイリスの仲間だと思っていたので、開花時期は6月ごろかと思っていた。こんなにも早くに開花するとは思わず、まだまだ花というよりも緑ですら少ない庭にとって貴重な存在だ。特有の独特な形はいかにもアイリスという感じで、爽やかなブルーとイエローの補色がとても春らしい。

カステロ・デ・メディナ・ルエダ・ベルデホ

爽やかな春を感じて飲んだワイン。このワインを作った醸造所であるスペインのボデガス・カステロ・デ・メディナのワインは以前にも飲んでおり、とても印象が良かったので今回は別のものをセレクトした。それにしても醸造所の名前とワイン名が似ており、どこが違うのか、何が異なっているのか、ほとんど間違い探し状態。

前回飲んだのが、「カステロ・ルエダ・ベルデホ」で今回飲んだのが「カステロ・デ・メディナ・ルエダ・ベルデホ」、そして醸造所名が「ボデガス・カステロ・デ・メディナ」となっている。前回のワインはブドウ品種がベルデホ85%、ソーヴィニヨン・ブランが15%というブレンド比率だったのだけど、今回はベルデホのみの単一品種で勝負。

https://kalt-garten.com/castelo-rueda-verdejo/

カステロ・デ・メディナ・ルエダ・ベルデホ
  • 生産者:Bodegas Castelo de Medina ボデガス・カステロ・デ・メディナ
  • スペイン ルエダ
  • 品種:ベルデホ
  • ヴィンテージ:2019
  • アルコール:13.5%
カステロ・デ・メディナ・ルエダ・ベルデホ

このワインもやはりグラスに注いだところから、ハーブっぽいような青っぽい新しい草のような爽やかな香りや青リンゴのような香りが広がった。味わいは辛口でフレッシュでありつつもインパクト強めの印象で、「カステロ・ルエダ・ベルデホ」よりも力強さや飲み応えを感じた。ここの生産者のところでは、ソーヴィニヨン・ブラン単体のものもあるようで、さらに色々と試して味比べをしてみたいと思う。

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