久々の更新となりました。台風で大変な地域のみなさまにはお見舞いを申し上げます。
7月にバラが咲き終わり、ガーデナーあるあるの「バラの終了にともなうブルー状態」になり、特に北国では7月下旬から8月になるとシーズンが半分終わったことへの寂しさをうっすらと感じる季節となった。
それにも増して大変だったのが、7月中旬から8月第1週にかけての猛暑。全国的にもとんでもなく暑い日が続いているようだけど、この地域もめずらしく30度を越える日が何日も続いた。
家にエアコンはついているものの、例年使うのは年に数回といったところだったのに、今年はこの期間ずっと使用していた。ただ、夜には気温の上昇がないので幾分過ごしやすいと思ったのと、電気代節約をかねてスイッチをオフにして寝ていたところ、寝苦しくて軽い悪夢を連日見るというありさまで、なんとなく疲労感が抜けない日々であった。
ところが、先週末からは一気に気温が下がり、20度に届かない日もあるほどで、半袖で過ごすには寒いくらいとなっている。この極端な気温の差にはなかなか体がついて行かず、風邪をひかないように気を付けなくてはと思っている。
庭の様子はバラが終わってから、早咲きのスカシユリが咲いて、それも終わり、鉄砲ユリが咲いて、もう少しで終わるところ。オリエンタル系やカサブランカは今が開花ピークといったところ。しかし、、雨続きで花弁に染みがついたり、腐ってしまったりと、とても残念な感じ。
連日激しい雨が降るので、庭の手入れはもちろん、様子を見に行くのも億劫になってしまっている。天気のいい週末にはばっさりとお手入れをしなくてはならないかな。写真は雨が続く前のきれいな庭の様子を撮ったもの。
先月中下旬の暑さは、それだけならまだしも、にわか雨のような強い雨が日に2回ほど来るのが厄介で、この高温多湿環境でカビを中心とした病気がまん延した。
殺菌剤を2回ほど散布したものの、なかなか治まってくれず、株がいくつも増えていたジャーマンアイリスは軟腐病と思われるすごく不快な状態を呈して、3分の2くらいが腐ってしまった。この病気は前日まで元気だと思っていた株が突然倒れて、引っ張るとドロドロと株本が腐り、抜けてしまう症状。
独特の腐敗臭もただよっていて、気持ちが悪くなった。そんな状態なので、ハエやらよく分からない虫も集まったりしていて、アースジェットやベンレート殺菌剤を直接株本にぶっかけたりしたものの、改善するはずもなく、見て見ぬふりもできないので、手当の仕方を調べて実行した。
まさに手術をしたような感じで、まずは株を丸ごと一度堀り上げてから患部を広めにカッターで切除し、殺菌剤にしばらく漬け込んでおいた。引き上げてからは、今も雨の当たらないところで陰干しをしている。掘り上げた付近の土はすべて取り切れるわけもないのだけど、とりあえずは少し取り除いて、残ったところには殺菌剤を散布した。少しの間は何も植えずにそのままにしておこうと思う。
ジャーマンアイリスの育て方を改めて考えなくてはと思うところで、一応植え付け前には調べてはいたものの、思っていた以上に気を付ける必要がありそうだ。
今まで植えていた場所は庭の中でも肥沃な場所で重めの土質の場所だったけど、これがアイリスには合わず、次はもっと砂質の水はけがかなり良い場所に高めに植えようと思う。庭のほとんどの場所がもともと砂質が強かったので、土壌改良を目指してこれまではたい肥を熱心に混ぜ込んできたけど、これからは植える植物によって資材を変えて行くことも出てきそうだ。
エキナセアも毎年少しずつ増やして、10種類以上になった。色や形のバリエーションが豊富で色々とコレクションしたくなる!ただ、今年は八重咲きのミニベルが冬を越せず消えてしまいショック。
今年初めて種をまいた千鳥草は思っていたよりもきれいに咲いてくれて、来年もぜひ植えたいと思っている。こぼれ種にしてしまうか、種を採取して来年の冬に蒔こうか。
このマルバは去年から越冬したもの。種が大量に出来てあちらこちらから発芽するのだけど、この地域で越冬できるかどうかは五分五分。
最近になり分かったのだけど、エリンジュームは独特のくさい匂いがする。いくらかを切り花で楽しんでいたのだけど、なにか変な匂いが漂ってきて、、だけどそれが何から来るものかなかなか分からず、たまたまエリンジュームを嗅いでみたところ、クサっ!!となった。ドライフラワーにもなるし、乾燥すると無臭なのだけど、ちょっとくさいのは困る…。
話題は変わって7月中旬にちょっと早めの夏休みをいただいて大阪旅行に行ってきました。
普段の何倍も歩いて、慣れない暑さに体力を消耗したものの、帰ってくると体重は数キロ増加。おそろしい。大阪は高校の修学旅行以来20年ぶり!?で、あべのハルカスや道頓堀、通天閣などベタなところを回ってきたのだけど、とっても面白い旅でした。
そしてテーマパークは嫌いではなく、USJにも行ってきました。とにかく暑くて、暑くてパーク内をちょっと歩くだけでも体力を消耗した。色々と写真はとったものの、花ブログなのでUSJの花壇を中心に紹介。
花壇や寄せ植えはこの時期のためか暑さにとっても強い品種を中心に植えられており、隅々までとても手入れがされていた。パーク内も雑草一つなく、ごみ一つ落ちておらず、こういうところのお手入れって本当にすごい。
水場というか、海というか、池?にしても、ため池ならコケとか藻がわっさりになりそうなものだけど、そういうのも見えず、ゴミも浮かんでおらず、水質も悪くないように見える。水の中も毎日のように丁寧にお手入れがされているんだろう。
帰ってきてから、USJの運営会社のホームページを見ると、パーク内の植物の維持管理の仕事を募集していて、心がときめいた。
勤務時間が夜から朝までとなっていて、昼夜逆転生活を余儀なくされるのと、高度な専門性と非常に丁寧な仕事が要求されるなかなかハードな仕事だけど、とてもやりがいがあるだろうなあと想像した。
USJまた行きたいなあ。。。