花の「名前」について

もう少しで冬になるけど、今週新たに!咲いた黄花コスモス。夏頃のタネまき、育苗に疲れたころに庭の隅の方に適当にまいたもの(申し訳ない)当然「順調に」とは行かず、成長も遅れ開花も今時期になってしまった。キレイな秋色の花を見せてくれた。

キャンパスブライトカラーミックス

コスモスはこぼれタネでもよく増えるし適当にまいても(それなりに)育つしで、丈夫な植物だなあと思う。

今年初めてキクを植えたけれど、かわいいし、キレイだし、切り花にしても長持ちするしでイメージががらりと変わった。すでに来年はキクをいっぱい植えようかなと企んでいる。

キクは仏花のイメージが強いけど、品種によっては「これ本当にキクなの?」と思われるような色や形のバリエーションも豊富。漢字で「菊」と書くとまた少し違うイメージになって、かわいいとかキレイというよりも伝統的な日本の花という感じがする。学名は「クリサンセマム」で「マム」というとこれまた全然印象が変わる。

「オステオスペルマム」や「クリサンセマム・ノースポール」や来年植える予定でタネを購入した「クリサンセマム・ムルチコーレ」はすべてキクの仲間。大きく育つ「ジャーマンガーデンマム」もキクの仲間。

キク「初恋」

花は和名、英名、学名、地域名など複数の名前を持っていて、それがちょっとややこしいけど面白くもある。今年の春にホーマックで花を選んでいると、隣にいたおばあちゃん2人が花を見ながら「わたしらの知っている名前で書いてくれていないから、最近はよくわからないわ」と言っていた。なるほど、ふむふむ、そうだよなあと思った。

キクと同じく仏花に使われることがある「金盞花(きんせんか)」はカタログをみると「カレンジュラ」と併記されていたり、場合によっては「カレンジュラ」としか書いていないものもあった。

アジサイは「ハイドランジア」、ケイトウは「セロシア」、百日草は「ジニア」、金蓮花は「ナスタチューム」、タチアオイは「ホリホック」、トルコキキョウは「ユーストマ」、サルビアは「セージ」、マトリカリアは「フィーバーヒュー」、ウイキョウは「フェンネル」、ノコギリソウは「アキレア」とか「ヤロウ」、スターチスは「リモニューム」、矢車菊は「コーンフラワー」などなど挙げるとキリがない。

だけど、調べてみると「この花って、この花と一緒だったんだぁ」という発見もけっこうある。カタカナ表記にするとなんとなく新しい品種かのような感じもあって、メーカーの販促戦略の一つなのかもしれない。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です