今年は季節の進みが早いかも?

明日から早くも6月に突入。ついこの間雪が溶けて春が来たと思ったところなのに、時間が過ぎて行くのが早すぎる。庭のチューリップはいつの間にか終わり、季節は初夏に突入しようとしている。5月は暖かい日が続いたこともあってか、例年よりも植物たちの成長が早いような気がしている。シャクヤクもこの前に勢いよく芽が出てきたかと思っていたのに、すでにつぼみを膨らませている。

シャクヤク シャーリーテンプルのつぼみ
バラ ヴァネッサ・ベル
バラ イングリッド・バーグマン

バラも品種によってはつぼみがついてきている。ヴァネッサ・ベルやイングリッド・バーグマンは早め。バラは咲いている時期も好きだけど、バラが本格的に咲く前の時期はもっと好きで、植物たちの新しい芽や新緑が美しいので、もっと今の時期が長く続いて欲しいとも感じている。この時期の庭は毎日何かしらの変化があり、その変化の瞬間を楽しみ、記憶に残るよう噛み締めたいと思うのだけど、時間はどんどん過ぎていく。

町の公園に行くとエゾリスがいた。ずいぶんと人馴れをしていて進んでこちらに近づいてくる。餌付けでもされているのかもしれない。遠くから見る分にはかわいいのだけど、ちょっと近過ぎて体に登ってくるような雰囲気すら感じるので距離を取るのに必死だった。

ペチュニアの中に隠されたゆで卵。

近所の家がキツネやカラスに餌をやっているので、今年も相変わらず庭には動物の足跡や餌、土を掘った跡がなくならない。ゴールデンウィークの頃にはバラの枝が折られているのも発見した。トゲにキツネの毛がたくさんついていたので、おそらく引っかかってしまったのだと思う。それで枝を噛みちぎって折ったと思われる現場があった。

本当に迷惑な話で、ご近所ではあちこちで被害が続出しているらしい。朝・晩とキツネはパンや肉を口にくわえて家の前を行ったり来たりしているし、カラスは隣の家の屋根の上で鶏肉を食べている。そして我が家のペチュニアの苗のケース内には「ゆで卵(殻つき)」が置いてあった。

バラの雪囲いを外した時には、ペットフードがバラバラと落ちていたし、食パンの塊も時々落ちている。餌だけではなく、糞を見つけることも頻繁にあり、本当に腹立たしい。感染症の心配もあるので、やめて欲しい。動物たちにとっても、もはや野生で生きていく力が失われており、人間の勝手で不自然な都合に依存して生きて行くしかない状態になってしまっている。

と、腹が立つこともあるけど、今年もライラックが開花してとても良い香りを放っている。先日、庭にいると車で通りがかったご家族から「この木はなんですか?とてもかわいいと思っていて」とお声をかけていただいた。新しく庭に植える木を検討中なんだとか。

ライラックは樹勢のコントロールもしやすく、花も香りもとても良いので庭木としてはお勧めだと思う。札幌ではライラックまつりが3年ぶりに5月22日まで開催されていたようだし、白石区にある川下公園にはライラックの色々な品種が植えられており、今頃の時期は見応えがあるだろう。

ドラゴンのような開花前のオダマキ
開花したオダマキ

オダマキが開花してきた。オダマキの花もとても美しいと思う。

ボーダー花壇は今年はパンジーと金魚草のランダム植え。少し前まで金魚草の調子がイマイチよくなくて失敗したかなと思ったけど、暖かくなりちょっとずつ調子を取り戻してきた感じ。先週にはアブラムシ対策にオルトランをまいた。

ユリの成長スピードも早いような気がしている。今年も病気との戦いになるかもしれず、先々週くらいから殺菌剤の散布を開始した。雨上がりに見てみると葉枯苗のような症状が早速出てきていて、憂鬱な気持ちになった。なんとか負けずに頑張りたいところ。

アンドロサケ・サルメントス

去年のオフシーズンにホームセンターで売れ残っていた宿根草「アンドロサケ・サルメントス」が初開花した。まるで恐竜のような名前のこの花は不思議な形で、一見すると多肉植物みたいな姿形で、地面にへばりついてランナーで増えている。開花期には花茎を伸ばしてこんな風に花を咲かせているので、ますます不思議。

宿根サルビアのトワイライトセレナーデも大きくなってきた。開花までもう少し。

タネまきの姫金魚草(リナリア)グッピー混合。小花がとても愛らしい。

今年のペチュニアは八重咲きのローズ ピルエット。迫力と繊細さが両立する雰囲気がすごく美しい。

ここ数日は雨が続き、寒い日が戻ってきた。家ではストーブが復活。暖かい日が続いていただけに寒さをより強く感じている。寒い。この寒さで季節の進みも少しゆっくりになるかもしれない。

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