宿根草たちの迫力がすごい

ここ最近の天気は不安定で、カラッと晴れた良い天気かと思えば急に大雨が降ったり、またすぐに晴れて、そしてまた雨が降ったりと移り変わりが激しい。それでも6月に入ってからは、確実に暖かく過ごしやすい日が増えてきていて、庭の植物たちも急成長している。

早朝に見た時にはつぼみだったものが、夕方に見てみると花を咲かせていたり、昨日までは花芽がなかったような気がしていたのに、今日には花芽がついていたりと、天気だけではなく花たちの変化も大きい季節。

西洋オダマキ ブルーバロー

去年新しく植えた八重咲きのオダマキがまもなく開花。開花前でもこの蕾の姿がとてもかわいい。色もいい色をしている。

西洋オダマキ コラレ

去年、一昨年までは1年草花が中心の庭で、それはそれで賑やかな雰囲気を楽しんだのだけど、去年に多く植えた宿根草たちが2年目となり、なんというか迫力がすごい。宿根草たちの間にパンジーや金魚草を植えたけど、宿根草たちが巨大化しているので、その影に隠れてしまっているような感じがする。季節がもう少し進むとパンジーたちも大きくなり、金魚草も花をあげて来ると思うので、また雰囲気が変わってくるとは思うけど、宿根草たちの勢いには何かこう、植えたその場所と植物の生命力の力強さを感じる。

西洋オダマキ クリスタル

この上下二つのピンクのオダマキは庭作り初期の5、6年くらい前に種をまいたもの。オダマキの株の寿命はもうちょっと短いと聞いていたものの、長持ちしてくれている。毎年の場所の移植にも耐えながら、美しい花を数えきれないくらい毎年咲かせている。

オダマキのタネまきから開花まで

去年にはいくつかの種のサヤを取って、適当にばらまいてみたりした。いくつも苗ができて、越冬して成長してきている。花を咲かせるのは来年になるかな。オダマキをきちんとした形で種をまいて作るとなると結構難しかったような覚えがあったけど、外で適当にまいたりしてみると思いのほか結構簡単に増えてくれる。ご近所や町中でも毎年のようにこぼれ種で咲いているところがいくつもあるから、野生的な感じでやった方がいいのかもしれない。こぼれ種の種の量(個数)は購入してまく種の比ではないので(こぼれ種は膨大)、そもそもの成功確率が圧倒的に違うというのもあるだろう。

ヒューケラの花も順番に咲いてきている。ヒューケラは葉も美しいけど、花もけっこう良い感じ。品種によって花の色も軸の色も個性があって、切り花にして室内で飾ってもいい。

去年けっこうな数のヒューケラを植えて、どれがどの品種なのかよく分からなくなってしまったのだけど、どの株も個性があって素敵だ。葉の色と花の色とを見比べて品種を特定してみようかと思いつつも、少し大変そうなので、気が向いた時に頑張ってみる。

ヒューケラ サンギネア モネ

ただ、このヒューケラは斑入りで個性豊かで、画家の名前を冠しているので、忘れることはない。花の色も軸もけっこう個性的で離れたところからでも目を引く。

宿根アマ

先週に釧路の園芸店で購入してきた宿根アマ(亜麻)。これまで何度か売られているのは見てはいたけど、花の名前がなんとなく野暮ったい感じがしていて、なかなか手が伸びなかったのだけど、今回はこの花の美しさを見て一目惚れで購入。花弁の艶、グラデーションが美しすぎるでしょう!こんな色艶を持つ花はなかなかないような気がする。

セントーレア アトロパープレアの蕾

買ってきてから色々とインターネットで宿根アマについて調べていると、またちょっとした発見があった。

札幌の北区にある麻布地域は、明治20年頃にその一帯で亜麻の繊維を加工する「帝国製麻」という会社があったことに由来するらしい。今は町が栄えているので、全くその頃の面影はないのだけど、跡地には「帝国製麻琴似亜麻工場跡」という看板があるようだ。

シャクヤクが過去最大に成長している。

東区の北7条には昔、テイセンホール(ボール?)というボーリング場兼イベント会場みたいなものがあって、小さい頃に何かのイベントで家族で訪れたのを覚えている。この会場があったところは以前に帝国製麻の本社、工場があったところのようで、帝国製麻が帝国繊維に名称を変えた後に建設、運営されていた施設だったのだとか。

アリウム パープルセンセーション

すごい余談だけど(このブログ自体が大いなる余談のかたまりですけどね!>_<)、麻布とか新琴似には学生時代に時々何かの集まりで出かけることがあったのだけど、当時の自宅が白石区だったので、そこまで行くのがとても面倒だった記憶がある。麻布やそれよりも北に住んでいる友人たちと飲み会などをすると、いつも麻布付近が会場であることが多く、こちらはわざわざJRを乗り継いで行くんだけど、、、と思い、なぜ真ん中を取ってススキノや札幌駅周辺にしないのか理解できなかった。たしかに麻布は栄えているし、素敵なお店もあるけど、そこまで行くのが大変なのです。白石区にも南郷や東札幌にはいいお店がたくさんあるけれど、地元同士で集まる時には使うことはあれど、北区や西区から来る人がいたら、そこは迷わず大通りからススキノに出ますよ。

オーニソガラム ウンベラタム

本当にどうでもいい話だった。アマの話に戻ります。アマニ油も亜麻から取っているんですね。繊維の「リネン」の原材料はアマ。ホテルや病院にある「リネン室」の語源にも関係しているらしい。

カマシア

待望のカマシアが開花!!去年に読んだ「庭仕事の真髄」でコースト・セイリッシュの人々が大切に育てていた花として紹介されている。下から上に順番に咲き進んで行くけど花の寿命が短い。花は非常に美しく繊細な印象。

「庭仕事の真髄」第6章 ガーデニングのルーツを探る

宿根アリッサムは切り戻してみた。1年草のアリッサムは切り戻すとまた咲くけど、これはどうだろう。
サルビア スワンレイク
オリエンタルポピー プリンセスビクトリアルイーズ

ポピーは大きなつぼみを含まらせてもう少しで開花というところ。しかし株は葉が病気かなにかにかかってしまい、順番に枯れてきていてあまり状態が良くない。

ライラックの見頃もあともう少し
穂先ベンケイソウ

この植物は地味でありながら、不思議な魅力を放っている。葉の質感は多肉や観葉植物のような厚みがあり、戸外越冬は難しいと思っていたものの、無事に、というかほぼ無傷でかなり丈夫に越冬した。この稲穂のように枝垂れているのが花で、色がきれい。この植物も高山系らしいのだけど、インターネット上にはあまり情報がない。

学名のChiastphyllum oppositifolium(キアストフィラム・オポジティフォリウムと読むのかな)で調べると海外のサイトにはいくらか情報があった。丈夫さで優秀な植物のようで英国王立園芸協会の賞を獲っているらしい。大きくなると直径60センチにまで成長して、群生してこの独特の花を咲かせる季節は見応えがあるとのこと。

オレガノ ブルガレ ジムベスト

この斑入りのオレガノがみるみる巨大化していて周りの植物を飲み込みそうになっているので、ザクザクと切っている。今は近くのコレオプシスとぶつかっていい感じの均衡状態を保っている。

今週とても嬉しかったのは、冬の寒さで枯れたと思っていたタリクトラムが生存していたこと。ふと何気なく見てみると芽を出して成長していた!!!ただ、昨年の芽出しの時よりも株サイズは小さい様子で、どこまで大きくなるかちょっと注意して見ていこうと思う。

シレネ アルペストリス
ツルハナガタ(アンドロサケ・サルメントス)とラミウム・ヘルマンズブライト
ちょっと用事で近所のコンビニまで行った帰りに見つけた。ご近所さんでツルハナガタが群生していた!
アジュガも!!これだけ咲いていると見応えたっぷり。

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