立冬

寒い日が続いてもう冬が来たかなと思いきや、数日前まで暖かい日が続き、そしてまた寒くなるという行ったり来たりをしながら季節が進んでいる。天文学ではその年によって立冬の瞬間というのが微妙に変わるらしく、今年については今日11月7日の20時32分だったらしい。ということで先ほど冬になったということになります。

ピエール・ド・ロンサール

季節は冬だけれども、庭ではバラがまだ数輪咲いている。去年の記録をみると10月21日にはつぼみも葉も摘んでしまっているので、今年はまだ全然冬支度が終わっていない。つぼみと葉を落として冬に向け株を準備させた方がいいのだろうけど、気温の低い時期に咲くバラは1輪ずつがとても美しく、取ってしまうのが痛ましい。

キクは咲き終わる前に収穫した。一株でかなりの枝数を取ることができて、家の中はあちこちにキクが飾られている。花瓶がなくなったので大きめのコップに挿したり、それでも余ったので花だけを摘んで金魚鉢に浮かべてみたりしている。庭にはまだもう1種類別のものが7分咲きで残っていて、それをどうしようかと思っている。

キクは花もちがよく、つぼみの状態から咲き切ってしまうまでの変化を楽しむことができる。その点、ガーベラは花持ち抜群で花も愛らしいけど、変化があまりない花だなあと思う。造花ではないけれど、造花に近いというかそんな印象を最近見て感じた。もちろん好きな花には変わりないのだけれど。

町の福祉センターに用事があって行った時にみつけた掛け軸。なにかに強く深く打ち込んでいる人は、心身ともに若さを保ち続けている人が多いと思う。年齢を重ねても、身近なことや当たり前と思うようなことにも日々疑問を持ち続け探求している人、問いを発し続けている人と出会うとすごく触発され、なにか爽やかな気持ちさえ感じることがある。

仕事や雑務が重なると、どうしてもパターン的に物事を処理しがちになってしまうけど、本当はそういう時にこそ物事をじっくりと見つめ、考えなくてはならないんだろうなあとは思う。

だけど適度に休むのはもっと大事!

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