パンジーやビオラと並んで園芸草花の代表ペチュニアの成長記録。
ペチュニアは苗を購入し育てた経験はあるものの、タネまきからは初めて。3月にセルトレイにタネをまいた。ペチュニアのタネは目にみえないくらいとても小さいらしく、今回まいたものはコーティング処理されていたので、一粒ずつトレイにまくことができた。
タネは土に埋めず、そのまま置きまきという感じ。タネをまいた後は底面給水で土に水を吸わせたけれど、タネがコーティング処理されたままだったので、霧吹きでタネのコーティングを溶かした。タネはあまりにも小さく、姿形は土の上では全く見えず。発芽した双葉も1ミリに満たない非常に小さいもので、とても弱々しく見えたけど、そこからの成長はパンジーやビオラと比べてとても早く、株も丈夫に育った。
5月上旬に定植した。鉢植えにしたものや地植えにしたものもある。1つの容器にどれくらいの株数を植えるか迷ったけれど、先輩ガーデナーさんのブログなどを参考にして、直径20センチ程度の鉢には1株、大きな鉢には3株植えてみた。
植えてから1か月も経っていないけれど、すでに鉢の7、8割程度の大きさになりつつある。成長力がすごい!早い!この写真の鉢はそのままにしているけど、徒長ぎみで茎が間延びしていたものは、摘芯をした。
大きなプラスチック円形コンテナには「タイダルウェーブ シルバー」を3株を植えた。タキイ種苗のホームページには、この品種について横に広がりながら這うように大きく、生育旺盛に育つことなどが書かれていた。上手くいけば圧倒的な花数で大株に育つらしい。
そして説明書きの隣には無数に花をつけた巨大な株の写真が掲載されていて、ペチュニアというよりは丸く剪定した開花最盛期の花木の一種のように見えた。これほどまで咲くことはないだろうと思いつつ、どれくらい花を咲かせてくれるのか期待をしてタネを買った。
タイダルウェーブが開花した。暖かくなるにつれ、株の成長は加速するように早くなってきた。つぼみもすでに数十個つけている。
ほかに「パープル ピルエット」という品種を植えた。花は6月中旬に一番花が咲いた。葉はペチュニアの形をしているけれど、花の雰囲気はまったくペチュニア感がない。なにか別の種類の花という感じだ。八重咲きでフリルのある花弁が重なり、鮮やかな紫色に白の覆輪。株サイズと比べても花は大きくて大輪だ。
株によって花色には個性があり、この株はホワイトの比率が多い。紫はサシが入る程度。それにしても株サイズと比べて花が大きく、これだけ大きな八重咲きの花を咲かせているので、株には結構な負担がかかっていると思う。この品種は地植えで育てたけれど、環境のせいか、はたまた育て方のせいか、最後までこの写真くらいのサイズよりも株が大きくなることがなかった。
株は大きくさせてあげることができなかったけれど、すばらしい、まるで作ったかのような花を見せてくれた。
地植えをしたタイダルウェーブ シルバーの株。ここには5株を植えたけど、株同士が重なるように成長し、境目がわからなくなった。シルバーという名前だけど、幅のあるピンク色。
大きい円形コンテナに3株だけ植えたタイダルウェーブ シルバー。株がめちゃ大きくなり花が咲き乱れている。コンテナからはみ出すように咲いていて、花の数は数えられない。この頃には花がら摘みが追いつかなくなった。。
角度を変えて写した写真をみると、株が間延びをし、バランスが少し崩れてきているのがわかる。
地植えしたところはますます大きくなり、モコモコを越えてボワァーっと咲いている。ボリュームがすごいので、隣のパンジーやマリーゴールドの方までそれらの花を飲み込むように枝を伸ばしていた。小まめに枝を切っていたのでは株の成長に追いつかなかったので、ある程度のところで枝をバッサリと切り戻しての管理を行なった。
花色がホワイトからピンクで1つの株でも幅があるので、グラデーションがきれい。
枝が上方向にモコモコではなく、水平方向に徒長ぎみに伸びてきていたので、ばっさりと切り戻しをした。コンテナにそって株を整理してみたが、、かなり適当な素人仕事なのでどうなるか不安だった。
コンテナ株の切り戻しから3週間弱。再びかぞえきれない位のつぼみをつけて復活してきた。
アゲハチョウがペチュニアの蜜を吸いに来ていた。初めてのペチュニアのタネまきから育苗だったけど、株が強く成長も早いので、思ったよりもとても育てやすかった。花の数がめちゃくちゃ多いので、暑い時期の花がら摘みはすごくやりごたえがある(大変である)。後半になると疲れて放置気味となってしまったけれど、ある程度成長したところで切り戻しをすると株が若返ってくれるので、途中で何度も株サイズや形の修正も可能だった。