2021年にまいたパンジーは1品種のみ。と言っても「ナチュレ混合」なので、品種がミックスになったものを6袋分まいた。今年のパンジーのタネまきは失敗から始まった。
例年通り1月末にセルトレイに種をまき、底面給水で発芽の準備を完了した。パンジーの発芽は他の草花と比べて比較的遅い方なので、1週間後くらいではまだ発芽しておらず、だけど土の水分は蒸発するので、セルトレイの土の表面が乾いてきたように見えた。
発芽まで乾燥させてはいけないので、そこで再び底面給水をするためにたっぷりと水を注ぎ足した。それから数日後には順番に種が発芽し、小さな双葉がセルトレイにたくさん見えるようになった(ここで気がついていればよかったのだけど)。
タネまきパンジー【2020】
セルトレイ全体に双葉が見えるようになり、無事に発芽したと安心していたのだけど、それから日が経つにつれ発芽した双葉は成長するどころか、どうも数が少なくなっているような気がし始めた。最初は気のせいだと思っていたのだけど、じっくりと定点観測的に見て行くと、明らかに幼苗の数が次第に減っていくことにやっと気がついたのだった。。
毎年の作業でまさか失敗するとは思っていなかったので、最初は何が起きているのかを理解するまでに時間がかかった。「セルトレイの土は十分に湿っているし、大丈夫」と最初は思ったのだけど、よくよく見てみると土は湿っているどころかベチャついており、かなり水分が多い状態となっていた。
セルトレイが入っている給水トレーにはまだ水が残っていて、結局はこれが原因となり、パンジーの根が水分を多量に含んだ土の中で溺れ、呼吸できずに枯れ消えていたのだった。小さな小さな発芽したばかりの苗たちは、枯れた姿も残さぬまま本当に消えて見えなくなってしまうので発見が遅れたというのもある。枯れた苗をたくさん見つけていたらもうちょっと早くに異常に気がついてあげられたのではないかと後から思ったけど、時すでに遅しで気がついてからもバタバタと消えていくパンジーを見送った。
タネまきパンジー・ビオラ【2019】
ということで、2021年種まきは失敗から始まったので、仕切り直しをすることとなり、すぐに再び「ナチュレ混合」を6袋注文した。もう少し遅かったらメーカー在庫切れになるところだったので間に合って良かった。2回目のタネまきは水分量に気をつけながら行い、なんとか無事に例年通り苗を作ることが出来た。1回目の次々に苗が枯れていく状況に立ち会ったのが軽いトラウマとなり、何度も何度も水分量や苗の様子を確認しながら進めた。
1回目の失敗は残念ではあったものの、種まき時とその後の育苗期の水分量の大切さに改めて気がつくことができたので、今後のガーデニング作業にとっては良い教訓となった。
西向きのボーダー花壇には種袋の写真そのままに色をミックスして植えた。6月末から7月の開花最盛期にかけてはかなり見ごたえのある花壇となった。
ボーダー花壇隣の花壇にはアリッサム「アフロダイテ ミックス」をこれまた色ミックスで植えた。イエローやクリーム、ピンクのアリッサムも優しげな印象のある、かわいらしい花の絨毯のように咲いてくれた。
6角形コンテナの寄せ植えはパンジーとシロタエギク、デージー。パンジーの勢いが強くてデージーを覆い隠している。もう少し立体的なイメージになる予定だったのだけど。
デルフィニウム「ブルーバード」のブルー具合がとてもきれいで何度も見に行ってしまう。庭のデルフィニウムの巨大化が進み、これ以外の株では2メートル以上の背丈になっている。あまり大きいと我が家の庭くらいのスペースでは存在感が強すぎて圧迫感も出てきていて、雨風で倒伏もしやすくなっているので支柱を何本挿したか分からないくらい補強をする必要が出てきている。その点、このブルーバードは背丈が1メートル20〜30センチくらいでちょうどよい。植えている場所なのか、肥料の関係か、元々の品種特性か。
このデルフィニウム「サマースカイ」は八重咲きで背丈はあまり高くならない。房咲きのたっぷりとした花穂で切り花にするとボリュームがあるのだけど、雨に濡れると花が重たくなってバタバタと倒れてしまうのがちょっと残念。
タネから作ったオステオスペルマム「アキラ サンセットシェード」とイエローパンジーの寄せ植え。
こちらはブルー系で。