バラの冬越し結果【2020】

今年のバラは全体的に凍害による枝の枯れ込みがひどいことになっている。春以降の芽出しから枝の成長や葉の展開がはっきりとしてきたので、枯れ込みの状況を記録する。

今年のバラは凍害がひどすぎる

デイム・ジュディ・デンチ

今年、凍害がほぼなかったのはイングリッシュローズの「デイム・ジュディ・デンチ」で、枝先が数センチ程度枯れたくらいでほとんど無事だった。去年の時点で膝下くらいの高さまでしか成長しなかったので、冬期間、積もった雪の中に入って(埋もれて)保温されていたのも大きかったのかなと思う。それとも品種自体の耐寒性が抜群という可能性もある。

アストリットグレーフィン・フォン・ハルデンベルク

もう一つ越冬成績が良好だったのは「アストリットグレーフィン・フォン・ハルデンベルク」で、全く無傷というわけではないけど太い枝をいくつも残して葉を展開している。ただちょっと芽の勢いが弱い感じもして、これからの成長具合に期待したい。

ブルームーン

去年とても太いシュートを出していた「ブルームーン」は移植をした影響もあるのか、越冬で大きなダメージを受けた。太い枝は株下まで枯れた。それでも新たな枝を伸ばして復活の兆しがある。これまでシュートの扱い方がわからず、伸びるに任せており、節間が間延びした枝になってしまっていたので、枝のリセットができたと思うことにする。

ピース

「ピース」は昨年は成績がよかったけど今年は大ダメージ。太い見事な枝がなくなり、切り株になるくらいまでの、いわゆる「げんこつ剪定」になってしまった。ピースも移植組みなので、この影響は甚大。のこぎりで切った枝の切り口にはトップジン殺菌剤を塗った。初めて使ってみたけど、こんな色あざやかなオレンジ色だとは知らなかった。塗ったあと時間が経って乾くとプラスチックのようになった。

殿堂入りバラ「ピース」の名前に込められたもの

ノヴァーリス

「ノヴァーリス」も移植組み。ダメージ大きかった。

ジ・エンシェント・マリナー

去年植えたばかりなのに、その年に移植をすることになった「ジ・エンシェント・マリナー」去年伸びた枝もだいぶ枯れてしまい強剪定になった。それでも新しい芽をたくさん出してきている。

グラハム・トーマス

「グラハム・トーマス」は移植していないけれども凍害は結構出ていた。しかし勢いがとても強く次々に新しい芽や枝を伸ばしている。ジ・エンシェント・マリナー然り、グラハム・トーマスもそうだけど、イングリッシュローズはとても強健だと思う。凍害も生じるけどそれ以上の強さで伸びて美しい花を咲かせてくれる。

あこがれのグラハム・トーマス

マーガレット・メリル

移植していないのにダメージが大きかったのが「マーガレット・メリル」最初に植えたバラということもあり愛着があるけど、毎年かなりの激しい枝枯れが生じている。というところで、庭のレイアウトを考えた結果、掘り起こして鉢植えにしてみた。掘り上げ時に見た根の状況は、去年に移植したバラたちよりも根張りが弱い様子だった。うまく鉢植えで復活してくれるといいのだけれど。

ヨハネ・パウロ2世

そしてもっともダメージが大きく、ほぼ死んだと思っていたのが、この「ヨハネパウロ2世」。ほかのバラが芽を出す中、枝が日に日に茶色く黒くなって行ったので、とうとうげんこつ剪定になってしまった。しばらく何の動きもなかったので、移植により完全に枯れてしまったと思っていた。バラたちの中でもとても気に入っていただけに悲しみが大きかった。それが、、、今週になり新芽が出てきた😀すごくホッとした。この芽を大切にして復活をさせられるよう頑張ろう。

バラの冬越し結果と開花【2018】

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です