緩効性肥料の代表「マグァンプK」について

植物を植えつける前の土に入れる元肥の代表的なものに「マグァンプK」という商品がある。

マグァンプKは充実した花を咲かせるために必要なリン酸分が多く含まれているため、我が家でも園芸を始めた時から使用している。その配分はチッソ(N)、リン酸(P)、カリ(K)、マグネシウム(Mg)が6-40-6-15というバランスで、普通化成が8-8-8というのを考えると、マグァンプはリン酸成分がずば抜けている。

「花や実を多くきれいに咲かせるにはリン酸が重要」と、園芸を始めたばかりの時に何かで読み、それに合った肥料をホームセンターで眺めていた時、マグァンプの配合バランスを見てびっくりしたのを覚えている。

マグァンプK 実は種類によってイラストが違う!

マグァンプKのホームページがとてもかわいくて充実していて、パッケージに描かれているキャラクターたちがとても楽しそうに肥料を紹介している。動画CMまであって、父?娘?息子?の3人のキャラクターがラップを歌っていたり、男の子のキャラクターがおっちょこちょいな面があるといったことを知った。

発売から50年というロングセラーで、春の北海道の園芸シーズン開始時にホームセンターに行くと、ほかの肥料よりも売れているのが分かり、たくさんのファンがいることがわかる。

ホームページをみるとマグァンプKの名前の由来は内容成分の頭文字からとっているんだとか。

  • MAG → マグネシウム Magnesium(2次要素)
  • AM → アンモニウム Ammonium(チッソ)
  • P → フォスフェイト Phosphates(リン酸)
  • K → カリの元素記号(カリ)
大粒・中粒バージョン

マグァンプには大粒、中粒、小粒とあり、大粒は約2年間、中粒は約1年間効果が持続すると表示されている。小粒は約2か月の効果ということで、小粒は元肥というよりも追肥としての活用をねらって作られているらしい。

最近気がついたのだけれども、パッケージに書かれているこの3人のイラストは大粒中粒バージョンと小粒バージョンの2種類がある。大粒中粒は元肥を想定しているので、苗の植えつけ時のイラストになっていて、男の子が苗を持ち、おじさんがマグァンプらしき肥料を投入している。うしろの女の子はこれから植える予定の苗を持っている。

ところがこれが小粒バージョンになると追肥を想定しているので、植えられている苗は少し成長しており、後のトマトのような野菜?はすでに実をつけている。女の子は、マグァンプらしきものを追肥、ばらまきしているおじさんと男の子の様子を横でしゃがんで見ている。

マグァンプのイラストはなんともほのぼのとしていて、描かれているキャラクター3人はなんとなく眠そうな、幸せそうな表情をしている。そして、元肥バージョンでは3人の手を見ると、親指か小指がなぜか立っているのがおもしろい。

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