種まきまとめ【2020】

2020年に種をまいて育てた花の振り返り。

例年1年草の種まきが際限なく増えすぎて大変なことになっていたので、いろいろと挑戦したいのを我慢してかなり品種の制限をした。

結果、パンジーはナチュレのブルーアンドイエローと虹色スミレなどを複数袋まいたものの、もう少し色々な品種を作ってもよかったかなあと思った。

「わらく」シリーズを2品種選んだけど、出てきた苗をみるとやっぱり品種の違いがいろいろあると面白いと感じた。ビオラは品種によって色や形の違いがさらに豊富で面白いのだけど、花がらを摘むのが大変ということで今年はまいていない。

パンジー

パンジーの「わらく系」品種はこのシリーズにしかないユニークな色合いだった。特にストロベリーの方は色合いがイチゴミルク感がすごく出ていて面白いなあと思った。

「わらく」というネーミングが和風なので、出てくる花の色合いと多少のギャップを感じるのもいい。「わらく」を国語辞典で調べると「(和楽)なごやかに楽しむこと。やわらぎ楽しむこと」とあって漢字の持つ意味そのままという感じだけど、なるほどそのような和気あいあいとした賑やかな雰囲気のパンジーたちだった。

発芽率がやや低く、タネごとに個体差があるけど、ナチュレシリーズのように育苗期から丈夫でプランターへの定植後も花上がり多くこんもりと株姿よく育ってくれた。

パンジー F1 わらく パープルムーン(タキイ)

パンジーわらくパープルムーン

パンジー F1 わらく ストロベリー(タキイ)

パンジーわらくストロベリー

パンジー F1 ナチュレ ブルーアンドイエロー(タキイ)

我が家の庭の環境で高い安定感を誇るナチュレシリーズ。単一品種を1箇所にまとめてバーっと植えたので、われながらちょっと驚きの光景となった。ナチュレシリーズは生育旺盛で4~5月の寒い時期や遅霜にも負けることなく株を成長させるので、寒さに強いパンジーの中でもさらに寒冷地にピッタリの品種だと思う。光量が不足しがちな室内育苗でも形よく株が成長してくれるので手間もあまりかからない。花のサイズもちょうどよくて、多花性で、シリーズ品種も多いので楽しめる。来年はもう少し色々な花色を楽しみたいと思う。

パンジー ナチュレ ブルーアンドイエロー

虹色スミレ ミックス(サカタ)

虹色スミレの花の美しさとかわいさは、もうこの品種にしか出せないもので、庭で咲いているところを見ても、写真で見ても本当にかわいい。他のメーカーのほかの品種ももちろん良いのだけど、この品種にしかないユニークで見事なグラデーションはじっくりと見とれてしまうほどだと思う。花サイズもちょうどよく、花上がりも豊富で定植してからは育てやすい印象があった。種まきと育苗の安定性は普通といったところ。種は一袋550円で20~25株ができるほどの量が入っている。パンジーの種はほかの草花よりも若干高めだけど、虹色スミレはさらに高級感があるので種まきと育苗には自然と気合が入る。

虹色スミレ
虹色スミレ
虹色スミレ

ペチュニア

ペチュニア F1 ディーバ エッセンス アルファ(タキイ)

ペチュニア F1 ディーバ エッセンス ベータ(タキイ)

ペチュニアの種まきも今年は必要最低限にした。「ディーバ」シリーズは園芸店やホームセンターでも苗をよくみかけるスタンダードな品種。種まきの発芽率もよく、室内育苗でも徒長しすぎることなくバランスよく育ち、プランターへの定植後もよく育ってくれた。花数が多いのはもちろんのこと、雨への耐性も比較的良かったように思う。雨が花弁にかかっても痛みにくい。成長が進み株姿が乱れてもザックリと切り戻しをすることで、バランスよく整えることができた。

ペチュニア ディーバ

ペチュニアのタネまきから開花まで

その他のみなさん

アリッサム スノークリスタル(タキイ)

けいとう キャッスル混合(タキイ)

サルビア ファリナセア ストラータ(タキイ)

ケイトウとサルビアはパンジー後の西向きボーダー花壇に植えた。この2つの花の苗は屋外での育苗時期がちょうど天気の悪い日が長く続いたため、黒いシミのような斑点状の病気の被害が出てはらはらした。葉をむしったり殺菌剤を散布してみたけど、被害が大きかったものは途中で枯れてしまった。定植時にもちらほら病気が見えているものもあったけど、本格的に気温が上がってからは病気の広がり以上に株が成長し、根治はしていないようだけど気になるほどではなくなった。

園芸シーズンもあと少し

ケイトウは2年前に「アジアンガーデン」という品種を育てた以来で、その時にはあまり上手く育ててあげられなかったので、今回も探りながらの挑戦だった。病気などで心配はしたものの、思いのほか株も大きく育ちケイトウらしい賑やかで独特な見た目の株姿を楽しむことができた。ケイトウまた挑戦したいと思う。

サルビアとケイトウ

千日紅 高性大輪混合(タキイ)

昨年も育てた千日紅。去年は「フェアリーミックス」という別の品種で、今年のものと比べると株がこんもりと育つ矮性の性質が強いものだった。今年は「高性大輪」というだけあり、軸が長く少し大きめに育ってくれた。使い方やイメージにもよるけど、ブーケのような切り花、ドライフラワーにするならこちらの品種の方が使いやすいかもしれない。

千日紅

コンボルブルス エンサイン混合(タキイ)

ヒルガオ科の花でアサガオの親戚らしいコンボルブルス。株は低いところで横に伸びるけど、花の姿形はアサガオそのもの。室内育苗では徒長して株姿を整えるのが難しいので、屋外で苗を作るか直播でも十分に育てることができると思う。混合品種で色とりどりの可愛らしい花を楽しむことができた。

一年草の定植と宿根草の成長

コンボルブルス エンサイン
コンボルブルス エンサイン

トレニア ピッコロミックス(タキイ)

写真を撮るのを忘れて記録することができないけど、こちらもかわいい花が咲いた。パンジーと金魚草がミックスしたような花。タネまきも育苗も比較的簡単で育てやすかった。

アスター プリンセス混合(タキイ)

切り花として優秀なアスター。今年もご近所や友人に配ったり、お墓参りに持って行ったりした。花を収穫しても次々に花が上がるので切り花の取り放題を楽しめる。タネをまいてからの発芽、育苗期間が早く、比較的簡単に苗ができるので、園芸シーズン途中からでも(寒冷地では7月上旬までかな)十分に苗作りと収穫を楽しめると思われる。

アスター プリンセス
アスター プリンセス

金魚草 F1 カリヨンミックス(タキイ)

金魚草の名前と花の形について

金魚草 カリヨンミックス

フェリシア スプリングメルヘン(タキイ)

フェリシアは株サイズが低いところで収まり、こんもりと無数の青やピンクの花を咲かせるので、寄せ植えなどにとても重宝する花だと思う。今年の我が家では地植えで植えたけど、これは上手にプランターやコンテナ植えすることで、他の草花と引き立て合い、爽やかな印象を与えてくれると思う。種まきと育苗も難しくない。

フェリシア スプリングメルヘン
フェリシア スプリングメルヘン

帝王貝細工 モンストロサ混合(タキイ)

ハーバリウムの花材でお馴染みのヘリクリサム。この花の見事さと緻密さはけっこうすごいと思う。

ハーバリウム作りに挑戦してみた

ヘリクリサム
ヘリクリサム

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