北海道ガーデン「上野ファーム」

明日から7月。北海道はとても過ごしやすい日が続いているけれど、本州は暑さと電力不足と予測される水不足や感染症対策と大変な状況の様子。6月末の土曜日に旭川市にある憧れの上野ファームに遊びに行くことができた。

この日は30度越えでとても暑く感じ、まめに水分を摂りながらの散策を心がけたのだけど、今日の関東は40度前後まで気温が上がっているようなので、本当に屋外に長くいると生死を彷徨うレベルなんだと思う。

節電を呼びかけられながらも無理せずエアコンをつけてと言われ、だけど電気代も上がっているのでどうしようと思い、感染症対策には換気もしないとだめですよ、窓を開けると室温上昇、みたいな矛盾する事実をいくつも突きつけられて、バランスを取るのがとても大変だと思う。

団体客用のゲート。この日は閉じてました。

話がそれたけど、上野ファームさん、本当に行って良かったと思えるところで、とてもとても幸せな気持ちになったし、ガーデニングの楽しさと奥深さとをしみじみと感じることができた。園芸って飽きることのない永遠の趣味かもと冗談じゃなく思い始めている。帰ってきてからもヘッドガーデナー兼オーナーの上野砂由紀さんのyoutube動画を見たり、記事を読んだりしている。これがまたすごく勉強になるのです。

ガーデンショップ前のフェルトプランターに植えられた花

上野ファームは北海道を代表するガーデンの一つで、宿根草や球根類を中心に植栽され、季節によって異なる開花期の花々を順に楽しむよう設計されているのだとか。

もともとは旭川のお米農家さんだったらしいのだけど、米の個人販売の自由化に伴って、農家に直接お米を買いに来場するお客さんを楽しませようと40年ほど前に庭づくりを開始したのが始まりのようだ。20年前くらいからは本格的なガーデンを作り始め、それが次第に本格的で素晴らしい庭であると評判となり、お米を買いに来るお客さんよりも、ガーデンを観にくることを目的のお客さんがメインとなったようだ。

“NAYA café” ここで食べたメロンフロート美味しかった。
受付ゲートから出たところ

ガーデンはもちろんのこと、プランターやコンテナの寄せ植えから何から何までセンスが良すぎて驚きの連続だった。

水鉢に浮かべられた花。

これを見て少しでも真似をしたいと、ここ数日アマゾンや楽天で良さそうな水鉢がないか検索したりしてる。

花を飾る楽しさの究極系。よく見ると花だけではなく、葉っぱのみを飾っているものもある。ガーデンでこの展示を始めてから、ガーデンショップで花瓶がすごく売れるようになったらしい。

クレマチスをこんな風に飾るなんて!
ガーデンに続く緑のトンネル

バラも咲いていて、見応えがあった。ガーデンのパンフレットをみると7月が本格的な開花期のようだけど、けっこうな数が咲いていて、例年よりも少し早めに季節が進んでいるのかもと思った。

早くも開花しているダリアがあった。

「ノームの庭」と名付けられた庭園。ムーミンの世界のようなノームの家がある池をぐるりと周るように歩くことができる。角度や場所によって、景色が変わり、ずっと楽しくて美しい場所だった。

アリウムとエレムルス
このベンチの色!
白樺の小道
居眠りノーム

水鉢だけじゃなく、ミニサイズの素敵な鉢も欲しくなっているこの頃。素焼き鉢もちょっとエイジング加工すると良い感じ。

サルビアの爽やかさ
ギボウシの道

ガーデン内で咲いている花の中には併設のガーデンショップで販売されているものもあり、このエキナセア(プリティパラソル)も売られていたので(多分同じものだよね?)ゲットすることができた。エキナセアはもともと苗の中でも高い方だけど、この苗の価格はわが宿根草購入価格の記録更新である一苗が1650円!買うのを迷ったけど、どうしても欲しくて。大切に育てよう。

苗が売られているハウスでは、ヘッドガーデナーの上野さんがちょうどお仕事をされているところで、お客さんの質問にも丁寧に答えていた!

斑入り?の葉っぱのアリッサム。初めてみた。

季節により、というか月ごとにガーデンの景色がガラリと変わるようなので、もう少し近ければ頻繁に通いたいくらい。北国ならではの気候に適した植物を植え、それらが生き生きと育つイングリッシュガーデンならぬ「北海道ガーデン」の庭。また必ず行きたいと思う。

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