秋の「紫竹ガーデン」すごくよかった

先週末に北海道十勝を代表するガーデンの1つである「紫竹ガーデン」に行ってきた。2020年8月に行って以来、2回目の訪問。前回はちょうど花の少ない時期(それでも多かったのだけど!)だったので、今回は秋のダリアなど楽しめるかなーと期待して行ってきました。

紫竹ガーデンに行ってきた

車内から紫竹ガーデンまでの道。

前回行った時は初めてということもあり、帯広中心地から結構な距離に感じたけど、今回は途中の美しい景色を楽しみながらドライブをして、思ったよりも早くに到着したように感じた。紫竹ガーデンの開場は午前8時から夕方の17時までとなっていて、ガーデンに到着したのは8時半ごろだった。

ちょうどこの日は季節外れの暖かい日となり、強めの日差しが畑に降り注いでいた。その温度差による湯気なのか、それとも前日夜に強く出ていた霧が消える途中なのか、畑には白いもやがふわり、ふわりと漂っていて幻想的な景色だった。

ガーデン駐車場隣の畑。じゃがいもかな?何かな?

ガーデンに続く道路の脇に咲いていた花。グーグル・レンズで調べてみると「ヘリアンサス・マキシミリアニ」という花のようだ。北アメリカ原産のキク科ヒマワリ属の多年草。

入り口ゲート前。ステキなコンテナ植えとカボチャやキクがたくさん並んでいて、秋を感じた。

菊ってやっぱりかわいいし、きれいだよね。
カボチャとウリみたいなものと。

写真にあるクリーム色のヒョウタンのようなものは「バターナッツかぼちゃ」というもので、ポタージュにするととても美味しい。今この記事を書いていて、買ってくればよかったと思った。

コニファーを中心にサルビアやコルチカムの大きなコンテナ植え。
右側のこんもり3色のガーデンマムはどうやってこんな風にきれいになるのだろう。赤いカボチャも美味しそう。秋はいつにも増して食欲増進中。

入り口ゲートを通ったところに置いてある花の帽子。紫竹おばあちゃんのスタイルのように、入場者はこれを借りてガーデン内を散策しても良いとのこと。この帽子が並べられている後ろの建物内には、紫竹昭葉さんの祭壇が設置されていたので、お線香をあげさせてもらいました。

ハロウィンの飾り付けがにぎやか。
テーブルガーデン
リシマキアのゴールドカラーは秋を感じさせる。リスの表情はちょっとこわい。

このピンクパープルの花はグーグル・レンズ調べによると「アンゲロニア・サリカリーフォリア」かも。

なにかの果実を運ぶヒツジ

テーブルガーデンの上に作られたこのミニチュア・ハウスがかわいくて、そして色々と想像を掻き立てられるのでしばらく色々な角度から眺めていた。少し前にたまたま見た「ポツンと一軒家」で、庭にジオラマ風のミニチュア・ハウスを作っているご夫婦の話を見たけど、とても良かった。庭づくり自体がこうした世界観の楽しみと通じるものがあるように思う。

とってもにぎやかで楽しい。
頭にカボチャが乗せられている^^
ユリと思われるもの。完熟したタネをつけているものは初めて見た。
巨大なバスケット花壇。
シャグマハギ(レンズ調べ)
こういう実がなっているのを見ると「秋だなあ」って思う。
『花の径(みち)』コルチカムがあちらこちらに咲いていた。
手前の『リボン花壇』の向こうにはダリアが咲く『パレット花壇』が続いている。
改めて見てみると数えきれないほどの品種が植えられていることに気づいた。
コルチカム、デルフィニウム、バラ、ベゴニア、ルドベキア、サルビア、などなど
ダリア最盛期のパレット花壇

今年の我が家の庭では、去年までのようにダリアを植えていないので、紫竹ガーデンでたくさんのダリアをみることができて良かった。一昨年の冬に球根の保存を失敗して、今まで買ってきたダリアがすべてなくなってしまった。過去の写真を見て時々振り返るのだけど、巨大輪の「大銀河」とか「夢山桜」とか中輪の「こころ」とか、素晴らしいダリアたちだったなあと懐かしんでいる。この前には、庭の前を散歩されている方から「ダリアは辞めてしまったのですかー?」と声をかけられ「あぁ、やっぱりダリアいいですよねー」と話したりしていた。

ダリア【2019】

ダリア「こころ」と寒冷地での育て方

ここの「パレット花壇」コーナーでは、円形の花壇に色々な種類のダリアがメインで植えられており、それを取り巻くようにサルビアやコリウス、矮性ダリアなどの草花が寄せ植え的に賑やかに咲いている。そしてこの円形花壇がいくつも、いくつも並ぶように配置されていて、順番に見て歩くのがとても楽しかった。

ブロンズ葉、黒軸のダリアというのもすごく魅力的に感じた!

パレット花壇横のボーダー花壇ではアスターが最盛期でモリモリと咲いていた。

見事な咲きっぷりの真っ赤なダリアとコリウス、そして葉牡丹。
一重咲きのダリアもかわいい。
ボール咲きのダリアも切り花にすると、すごくいいだろうなあと思う。
ダリアの下草にはタイムやベゴニア、アジュガなどが植えられていた。
コーナーの最奥から撮った「パレット花壇」の全景。

この花はなんだろう。レンズ調べでは「ヘンプアグリモニー」というらしいのだけど、うーむ。

一つの花壇の迫力がすごくて見応えがある。

木々には紅葉し始めているものもあり、季節がさらに進むと、また違ったガーデンの景色を楽しめそうだった。

ヤマボウシの木
よく見ると実がついていた。この実は食べられるらしい。
とても懐かしく、小さい頃を思い出す「ほおずき」これも食べられるらしい?
アジュガとオダマキ
秋のバラもきれいに咲いていた。
バックヤード横の半日影になる場所には立派に育ったホスタが並んでいる。
ノリウツギ
ガーデンのあちこちにコーンが飾られていた。

ヘメロカリスが見頃の時期にも訪れてみたい。

ガーデン奥の『ホワイトガーデン』にいます。
パカンと開いた実が特徴的。ニシキギ?(グーグルレンズ調べ)

ちょっと衝動的に思いついて訪れた秋の紫竹ガーデン。十勝の爽やかで暖かな秋の日差しの中をのんびりと散策することができた。2年前に行った時よりも宿根草や葉の美しさに少しだけ気が付けるようになったので、より楽しむことができたように思う。

こう考えると、たとえばさらにまた2年後、4年後、10年後に訪れると、その時々でまた違った発見があるのかもしれない。さらに行った季節によっても庭の表情は違うと思うので、その要素がかけ算されることで、より深く長く楽しめるお庭だと思う。大先輩ガーデナーの紫竹おばあちゃんは、実はそんな発見ができることも見越してこのお庭を作っていたのかもしれない。またいつか行きたい!

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