庭の花と憧れのモネの庭

ヒマワリが咲いてきた。今年はいくつかの種類のタネが一つのパッケージになったものをまいた。去年は肥料がすごく効いている場所に植えたところ巨大化してしまったので、今年は砂質のあまり栄養がないと思われるところに植えた。そのためか全体的に背丈は低めだけど、可愛らしくちょうど良いサイズ感で咲いている。バラの近くに植えたものはバラの肥料を吸収しているのか、大きく育っている。

モネの話を書くけど、これは「ゴッホが選んだひまわりF1サンリッチ ソレイユミュージアム」

フランスの印象派の画家クロード・モネの絵が好き。モネはジヴェルニーにあった自宅に見事な庭をつくり、現在でも有名な観光地として知られているようだ。季節ごとに様々な花が咲き乱れ、写真を見るだけでも素晴らしい景観だ。機会があれば一度は行ってみたい。去年から色々なモネの庭の写真や動画を見ていて、こんな庭が作りたいなあと妄想を膨らましている。

モネ作「ジヴェルニーのモネの庭」(ウィキペディアから引用)
モネ作「ヴェトゥイユの画家の庭」(ウィキペディアから引用)

ヴェトゥイユはモネがジヴェルニーの前に住んでいたところで、「ヴェトゥイユの画家の庭」ではヒマワリとグラジオラスが賑やかに咲き、その間を抜ける小道に家から出てきたと思われる子どもがこちらをみているような瞬間の光景が描かれている。子どもの純朴な様子が伝わってくるようで、自分の子どもの頃の記憶や夏の外の匂いの感覚まで呼び起こされるような懐かしい気持ちにもなる。モネの絵を見ると、モネの子どもを見る優しい眼差しが伝わる感じもする。

ひなげし(ポピー)

ポピーは育苗があまり上手く行かなかったのだけど5~6株を植えた。赤いインパクトのある花で見ごたえがあるけど、とにかく咲いている時間がものすごく短い。朝咲いたのを見ると午後には散っていることがある。夕方にはほぼ花がなくなって軸だけになっている。次から次へと毎日新しい花を咲かせるので、そういう花と割り切ればいいのかもしれないけど、ちょっと寂しい。

モネ作「ヴェトゥイユ近郊のヒナゲシ畑」(ウィキペディアから引用)

今年の3月に国立新美術館で開催されていた「ビュールレ・コレクション展」で見てくることができた。「ヴェトゥイユ近郊のヒナゲシ畑」と「ジヴェルニーのモネの庭」の作品2つが隣り合って展示されていて、ちょうど絵の前にベンチが設置されていたこともあり、しばーらく座って見入ってしまった。「ヴェトゥイユ〜」の絵ではポピーが細かなタッチで生き生きと描かれていた。背景や空との対比でより一層花の鮮やかさが際立っており、なんだかもう不自然なくらい激しく咲きまくっているという感じ。その中に子どもたちや女性が描かれていて、そこにいる子どもたちもとても楽しそうに見えた。

モネ作「庭」(ウィキペディアから引用)

「ジヴェルニーのモネの庭」の絵では色があふれていて花が咲き乱れている。その咲き乱れた感じが「動き」として感じられる絵。いつになるか分からないけど、こんな色とりどりの庭を作ってみたいと思う。モネの庭は色の組み合わせ、草丈の高低、直線と曲線、建物など構造物と植物との調和など全てが緻密に計算されて作られているらしいのだけど、ただよう空気や雰囲気にはわざとらしさがなく、とても「自然」に感じられる。

Monet’s houseのHPもすごい!

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