去年のバラの冬囲いでは、葉っぱを全て落とした後に枝をひもでしばり、その上から不織布をぐるぐる巻いて、さらにその上から筵(むしろ)をまくという2重構造にした。寒冷地のバラの冬越しは枝が凍って枯れてしまう凍害の被害を避けることはできないけど、冬囲いで少しでも被害を避けられればと祈る気持ちで作業をした。
バラの冬囲いとホームセンターのシクラメン
年を越して春になり囲いを外してみたところ、、枝が青々としていたので今年はかなり被害が少ないかなと安堵した。ところが、それから日に日に枝が茶色くあるいは黒っぽく変色していくので、どこまで行くんだとかなり焦った。そして上のグラハム・トーマスのように茶色く枯れ込んだところまでを凍害と判断して泣く泣く強剪定をした。
バラの冬越し結果と開花【2018】
一見すると青い枝でも芽が赤紫や黒っぽくなり気温が上がっても変化がないので、そういう部分はやはり枯れているというのが分かった。正常な芽は鮮やかな赤やピンク色をしており、日に日に芽を出して成長していくので見分けるのはそれほど難しくない。写真でも分かるように株姿のバランスがとても悪く、これでちゃんと花が咲くまでになるのかと不安になった。しかしバラの生命力は強く、一度芽が伸び出すとグングンと新しい枝を作って行った。
枝を見て赤っぽくなっているところが凍害になっているところ。赤っぽい部分は微妙なラインのところで、表面部分のみで被害がおさまっていることもあり大丈夫なこともある。一方、一部でも茶色くなっているところは枝の深くまで枯れ込んでいるのでアウト。芽も死んでいるので伸びてこない。
凍害で厳しい被害を受けてもバラの生命力は強く、春には枝を伸ばし、新しい葉をつけて生き生きとした姿を見せてくれるようになった。この様子だけを見ると何もなかったかのように見える。
初夏にはピースが第1号で開花した。
殿堂入りのバラ「ピース」
春の剪定時期にはハラハラするけど、季節が巡ってくると見事な美しい花を咲かせていた。
あこがれのグラハム・トーマス
6月中旬、音更町の大野農園さんに行ってきた。去年は新しいバラは買っておらず、今年も買う予定がなかったのだけど、急遽地元に行く用事ができたのでその帰り道に寄ることができた。
そして寄ってしまうと何も買わないわけには行かず、、(行くと買わされるとかではなく、新しいバラが猛烈に欲しくなるので!)迷った末、買ってきてしまった。カタログやメーカーからのダイレクトメールをみても「まだ今年は我慢しよう」と思っていたのに、実際にたくさんの種類のバラたちを目の前にすると「あれもこれも」と欲しくなってしまう。なんでもそうだけどやっぱり現物をみるとだめだ。
購入したのはイングリッシュローズで「デイム・ジュディ・デンチ」と「ジ・エンシェント・マリナー」の2つ。ジュデイ・デンチはデイビッド・オースティンからの新作案内ダイレクトメールが来て去年からすごく気になっていた品種の一つだった。
このバラの名前は当然女優のジュディ・デンチから取っていて、ジュディ・デンチは007ジェームズ・ボンドの通称Mの役の人。「庭にMが来たぞ!」と1人で盛り上がってる。店員さんに聞くと新しい品種のため、道東での耐寒性はまだはっきりしたことは分からないとのことでした。病害虫に関しては新しい品種の方が格段に強くなっているということも教えていただきました。
今年の越冬状況をみても感じたことだけど、この地域でバラを育てるにはある程度は凍害ありきと考えるしかないと思った。定植後しばらくして初めての花を見ることができた。本格的な開花は来年以降だと思うけど、色も形も素晴らしい花を見せてくれた。ジ・エンシェント・マリナーもつぼみをつけていたけど、株の成長を優先させるため、つぼみは全て切り落とすことにした。花は秋までのお預け。
北海道のバラ農家 大野農園さん
音更からこんにちは
ページを見つけましたのでこれからも楽しませてください
庭や花の写真と手入れ状況がとても参考になります
近くの大野さんから私も若干のバラを買っていじっています
よろしくお願いします
コメントありがとうございます!とても嬉しいです!音更町ですかー!気候の良いところですね。うらやましいです。実は偶然にも金曜から帯広に遊びに行ってまして、先程帰ってきたところです。昨日、今日と暖かくて、春が待ち遠しくなりましたね。
つぶやき多めのなんだかよくわからないブログですが、こちらこそ宜しくお願い致します😄音更やお庭のお花の様子など、教えてくださいねー